この記事は2021年の Employee Experience Advent Calendar の8日目です。
Employee Experience Management とは？
Employee Experience Management（ 以降 EEM） は EL 全体にまたがる EX に関して、各タッチポイントに対して意図的な介入をし、影響を与えていくことです。 EEM によって良好な EX を実現し、 EE を高くしていくことで、従業員の定着や、顧客体験の向上を狙います。
EEM では何をするか？
EEM では、従業員のポジティブな EX を増やし、ネガティブな EX を減らすための取り組みをします。
EX の向上に向けてどのようにアプローチするか？
EX は個々人によってことなりますし、個別のタッチポイントは大量にあります。
では、初手としてどのようにアプローチするか？いくつかの方法があります。例えば以下のようなものです。
- セグメント化
- 従業員をいくつかのセグメントに分類し、その中で順序を決めて任意のセグメントに対してアプローチすることです
- つながりの強化
- 従業員同士のつながりが強い場合、職場の体験は両以降になりやすいため、この部分をまず強く改善します
- 組織の文化がきちんと浸透していることもこの部分に寄与します
- 重要なタッチポイントにフォーカスする
- 数多くのタッチポイントがあるとはいえ、従業員にとって定着や退職有無に強く影響を与えるポイントは固まっています。そこで、そういった特に重要なタッチポイントの体験向上を実施します
- MoT の記事で紹介した MTM(Moments That Matter) にあたるものです
次に継続的な EX の改善をするために EEM として何をすればよいか？ まずは EE のサーベイを定期的に実施し、実態を把握することでしょう。その上で、結果からボトルネックを特定し、そこに関わるタッチポイントにおける理想的な体験と現実の体験のギャップを明確化し、理想に近づけるための施策を実施し続けていくことです。
まとめ
EEM によって、意図的に EX を高めましょう。
