全社の施策を実施する場合、同じ施策を全ての部門に浸透させていくことになります。 この浸透過程を水路に見立てて整理してみます。
全社施策浸透の水路とは?
全社施策が浸透していく流れには任意のステップがあります。 このステップはどの部門に対しても同じです。
しかし、各ステップのどこで浸透が滞るのかは部門によって異なります。 これは上流から同じ形の水路を辿って各部に浸透していくイメージで捉えることができます。
図の場合、以下のように問題点の発生箇所が異なります。
- 部門1 - ステップ2で問題発生
- 部門2 - ステップ3で問題発生
- 部門3 - 最後まで浸透成功
- 部門4 - ステップ1で問題発生
水路の継ぎ目の把握
水路の途中で問題が発生しうる場所を継ぎ目と考えると、継ぎ目を把握することが大事になります。
例えば、評価制度の浸透を考えた場合に、
- 継ぎ目1 - マネージャーの制度理解
- 継ぎ目2 - 部門内のマネージャーによる評価基準の目線合わせ
- 継ぎ目3 - マネージャーからメンバーへの制度説明
- 継ぎ目4 - メンバーの制度理解
のようなステップが考えられます。
まとめ
全社の施策の浸透に関して、「全社施策浸透の水路」という観点で整理してみました。
- 浸透にはどのようなステップがあるのか?
- 各部で浸透が滞っているとき、水路のどの継ぎ目で流れが詰まっているのか?
これらを把握していく必要があります。