この記事は スタディストアドベントカレンダー 2019 の12日目の記事です。
Recruiting Operations のお仕事 Part 3 として可視化に関する取り組みをご紹介します。
Part 1, Part 2 について
Part 1, Part 2 については、すでに公開済みの
を参照ください。
採用の可視化に関わる取り組み
採用の可視化の取り組みとして、採用ダッシュボード構築の取り組みをしています。 現状は仕掛りではありますが、途中までの取り組みと今後の展望に関してまとめます。
- 仕組みづくり
- 現状分析
- 履歴分析
1. 仕組みづくり
採用に関わる数値をステークホルダーが確認し、意思決定や問題分析に役立てることができるようにしたいと考えています。 もととなるデータとしては主に ATS として Talentio を活用していて、そこから API でデータを抽出していく形になります。 Talentio にも分析機能はあるのですが、権限回りでの制約や分析軸の関連でより柔軟な分析をしたい需要があるため API でデータを取得、加工していく形で仕組みをつくっています。
以上を踏まえて実現した仕組みが以下です。
- GAS のイベントトリガーで用途に応じた間隔でデータ抽出を自動的に起動する
- イベントトリガー経由にて GAS で Talentio から API でデータを抽出する
- 抽出したデータを加工し、 Google Spreadsheet へ出力する
- Google Spreadsheet をデータソースに Google Data Portal に連携をしダッシュボードとして表示される
これにより、実際に Google Data Portal を閲覧する担当は、 Talentio や中間処理のための Google Spreadsheet 等を意識することなく、必要な分析内容を閲覧することができます。
この仕組まではすでに疎通しています。
2. 現状分析
週次で現時点の選考の進行状況を可視化します。 例えば
- 進行中 - 選考が開始して内定オファーを出すまでの人数
- 内定 - 内定オファーを出して、内定承諾するまでの人数
- 内定承諾 - 内定承諾をした人数
これらを
- 全体
- 募集部門
- 募集ポジション
- 採用チャネル
などを分析軸にして結果を可視化します。 ここは現状初期版が完成して、フィードバックを受けつつブラッシュアップしていく段階です。
3. 履歴分析
すでに終了している選考に対する内容を可視化します。 例えば
- 一次選考辞退率
- 一次選考合格率
- 二次選考辞退率
- 二次選考合格率
などのようなものです。 ここは未着手で、要件自体も詳細としては検討前です。
まとめ
数字を関係者感で確認可能にすることで、状況把握が簡単になります。 また、施策の試行錯誤の成果が具体的に確認可能になります。 上記は直近今年度取り組みたいものであり、来年度以降に必要に応じて適用範囲も広げていきたいと考えています。
現状としては弊社の採用ボリュームはそこまで大きなものではないので、現時点でものすごく細かな要素が必要な状況ではないので、 Too Heavy にならないように、必要最小限かつあると便利なラインを保ちつつ発展させていきたいと考えています。