この記事は スタディストアドベントカレンダー 2019 の7日目の記事です。
Recruiting Operations のお仕事 Part 2 としてプロセス改善に関する取り組みをご紹介します。
Part 1 について
Part 1 については、すでに公開済みの
を参照ください。
採用のプロセス改善に関わる取り組み
採用のプロセスの改善を語るには、 SOP という概念が大きく関わります。 そこで、
- SOP とは?
- 業務プロセスの改善方法
の順に説明します。
SOP とは?
SOP とは Standard Operating Procedure の略で、任意の業務に関して 1 ステップずつ書き出された手順書です。 これにより、従業員はこの業務を同じ手順で同じ質で実施することができます。
SOP を活用することで、以下のようなメリットがあります
- 時間・お金を節約できる
- もっとも効率的なやりかたで業務を統一できれば時間・お金を節約できる
- 一貫性をもたらす
- 手順が定まっていれば、最も好ましい水準で成果が安定する
- コミュニケーションの基盤になる
- 業務について話し合うときに、各自の脳内だけではなく、明確な基準に基づいた議論ができる
結果として、導入時点で生産性の向上がしやすくなり、さらなる効率化や自動化のきっかけにもなると言えるでしょう。 SOP に関して、個人ブログで色々とまとめているので気になる方はこちらをどうぞ。
業務プロセスの改善方法
業務プロセスの中にある個別業務の手順を SOP として書き出します。 これにより、少なくとも現時点の最善として実施されている手順を安定して実施することが可能になります。 さらにこの中の個別 or 複数のステップに対して以下の可能性を検討します。
- 自動化
- 手順の組み換え
- 手順の削除
これにより、余分な手順が減ったり、自動化によって対応が必要な範囲が減ることにより業務プロセスが改善されていきます。 改善されたプロセスは SOP を最新化することで関係者の誰でも実施可能な状態にします。
まとめ
シンプルではありますが、業務の手順を最小単位まで掘り下げて書き出すというのは意外と難しく、誰もが常に実施できているわけではないと思います。しかし実際にはその業務を現状どのようにやっているのかを明らかにすることこそ改善の土台となるため、必須の要素といえるでしょう。
ということで、スタディストに転職してから自分が関わる業務で、繰り返し実施することが見込まれる業務をはじめて着手するときに、都度都度 SOP を作成するようにしています。