この記事は2021年の Employee Experience Advent Calendar の18日目です。
Reboardingとは?
Reboarding は長期休暇をとった従業員が職場復帰する際のオンボーディングです。
Reboarding のコンテンツは?
Reboarding の対象は不在中に変化した箇所です。例えば
- 組織構造の変化
- オフィスルールの変化
- 同僚の役割、責務の変化
- 制度変化
- 直近の組織戦略、目標の変化
- 新たな同僚
- 専門領域でのキャッチアップ対象
などです。
Reboarding に備える
長期のお休みをした社員に対してその間起こった変化のキャッチアップのために Reboarding を実施するには、以下のような準備が必要です。
上記に挙げた変化が起こりうる場所に関して以下を記録し、おやすみ期間との対比で復帰者にどの部分の Reboarding が必要になるのか判別可能にする必要があります。
- 変化が発生した日
- 変化の内容
- 変化の目的、背景
これらを記録する上で、もしかすると ODDR は便利かもしれません。
逆に、 Reboarding に向けた備えのない動きになってしまうのは
- 変化に関する周知をフローの情報としてのみ周知する
- 変化の内容や変化した日付が文書化されていない
などです。全社員や、任意の部門など必要性を持って周知する内容は不在中の休職者が復帰した際に必要になります。そのため、多少手間が増えても情報はストックされ、簡単に見つけることができる必要があります。
まとめ
規模が小さいほど対象者数としては小さくなり、場当たり的に気づいた範囲で対応されがちな Reboarding 。 しかし、きちんと女性も男性も育休をとることが増えるなど、世の中全体で見ると長期の休暇を取得する機会は増えています。そこで、 Reboarding を整備しておくと復帰した際の立ち上がりが円滑になり、復帰者の体験としても良好になるでしょう。
PS
ちなみに、出戻り入社の人の場合も Reboarding に近いかもですね。ただ、 Reboarding 専用受け入れを用意するのが難しく他の新規入社と同じ Onboarding になりがちかもしれません。