この記事は2021年の Employee Experience Advent Calendar の19日目です。
Employee Experience Roadmap とは？
Employee Experience Roadmap は EX の改善を進行していくプロセスを可視化することです。 EX の改善はステークホルダーが多く、サービスでいうところの顧客は全従業員となるため、改善プロジェクトの状況を広くわかりやすく伝える必要性があります。 Employee Experience Roadmap はその際に見せる情報として適しています。
Employee Experience Roadmap の一例
Employee Experience Roadmap には決まり決まったものはありません。各企業によって通る道は異なります。 1例をまとめます。
- Employee Lifecycle における重要なタッチポイント( MTM )を洗い出す
- 各タッチポイントにおける理想をまとめる
- 各タッチポイントにおける現実をまとめる
- サーベイ・インタビューを活用
- 各タッチポイントでの体験のうち、着手する対象を選択する
- 理想と現実のギャップの大きさ
- 他の複数の症状に影響を及ぼす真因があれば、そこを優先する
- 以下を選択した個別体験に対して実施する
- 理想を計測可能なゴールとしての表現にする
- 理想に至るための施策案を作成する
- 施策案の中から Try する案を選ぶ
- 施策の実施
- 施策の完了時に、ゴールに至ったか確認する
- ゴールしていない場合は、施策の改善や別施策の立案をする
- ゴールに至るまで繰り返す
- 改善した対象は継続的に体験の質を確認できるように、モニタリング可能にする
- 選択肢した体験の改善が確認できたら、次の改善対象を選択する
こういった情報をわかりやすい図にするとよいでしょう。
まとめ
Employee Experience Roadmap を作成し、関係者と認識をあわせましょう。
