Tbpgr Blog

Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

長期的な経験知を増やしてくれる継続した交流

人は経験から知識、知恵を得ることができます。 期間軸で見た場合

  • 経験後、即時~短期で知識、知恵にできる対象
  • 経験後、長期で知識、知恵にできる対象

が存在します。
今回は、この2つの視点についてまとめます。

経験後、即時~短期で知識、知恵にできる対象

取り組みの結果、即時~短期でその結果の成否や傾向が確認できるケースがあります。 この場合、取り組み結果に対する結果の確認やふりかえりをすることで逃さず経験を知識、知恵につなげることができます。

例えば、

  • 初めてLTイベントを主催した

という経験があった場合に

  • LTイベント全体の実施の流れ
  • 登壇者募集のノウハウ

という知識を得て、さらに1度経験していることからもう1回LTイベントの主催が必要な場合、知恵として実践に活用していくことができます。 例えば、短時間のLTではなく、より時間の長い登壇イベントの場合も知恵として応用して経験を活かすことができます。

経験後、長期で知識、知恵にできる対象

取り組みの結果、長期でなければ、その結果の成否や傾向が確認できないケースがあります。 例えば、年単位の組織の変化などが対象となります。

例えば、

  • 初めてLTイベントを主催した

という経験があった場合に

  • LTでのつながりが1年以上後に新たな機会につながった
  • LTに参加したことがきっかけで、1年以上後に良好な転記を得た参加者が現れた

などの知識を得て、長期的な目線での取り組みの効果や影響を確認するような場合があります。 これを元に、自分の取り組みの長期的な影響の予測力を高めることができます。

長期の知識、知恵は交流継続範囲の影響を受ける

長期の知識、知恵は過去の取り組みの結果を年単位で経過したあとに確認することで得ることができます。 この場合、確認方法は2種類あります。

  1. 自分で確認する
  2. 他者から教えてもらう

基本的には a の自分による確認が主役です。 一方で、自分が確認できる過去の取り組みは自分が同じ場に居続けるからこそ結果を確認できます。 すでに去ってしまった場の経験を得たい場合、 b の「他者に教えてもらう」という選択肢が必要になります。

この場合に、短期で転職を繰り返し、何かあるたびに人間関係が途切れて、交流がなくなっている場合、長期での物事の変化を把握する機会が減ることになります。 そう考えると、自分が去った場にいた人たちとの継続的な交流は長期的な経験知を高める上で重要な要素と考えることができます。

まとめ

人が経験から知識、知恵を得る際の短期・長期の区別と、長期的な交流の重要性についてまとめました。 ちょうど最近元同僚と話して自分が残してきた仕組みの影響を確認できるようなやりとりがあったので、ブログ記事としてまとめることにしました。