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転職時におこなう1on1の退職挨拶はレアなふりかえりにつながる

この記事は ふりかえり Advent Calendar 2021 の4日目です。

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2019年7月から勤めた会社を2021年10月末で退職しました。そこで、転職時ならではのふりかえり要素についてまとめます。

転職時のふりかえり

自分は人事だったこともあり、過去の会社に比べて関わった人の範囲・人数が多く、退職に際して個別に挨拶をかねた1on1雑談をけっこう多くの方としました。2020年の2月からフルリモート体制になっていたこともあり、 Zoom で気軽に 1on1 を設定できた前提もあります。
こういったやりとりの中で、

  • 過去私がとってきた行動や、取り組んできた施策が数ヶ月~年単位でどのような影響を与えてきたか?
  • 成否がはっきりしていなかったが実は成功していた施策
  • 成否がはっきりしていなかったが失敗していた施策
  • 他の人のよくわからなかった意思決定の真の理由
  • 自分の任意の取り組みを高く評価し、感謝してくれていた人の存在

などを確認することができました。
本当は在籍時に様々な事を話しておけるのが理想ですが、退職時だからこそぶっちゃけて様々なやりとりができる側面はあると思います。今後も組織施策に関わるものとして、貴重な経験値を最後の最後で追加で得ることができました。結果としてこのふりかえり材料を元に、個別の良かった点、改善すべき点について類似する状況になったらどのように取り組めばいいかのヒントを得ました。

まとめ

こういった希少な情報を得る前提は、喧嘩別れにならず良好な関係性の方を多く持つことだと思います。
また、いろいろなお話を聞けた理由はもう一つあったかもしれません。この退職の挨拶雑談をする際に私は本気で前職の環境をよりよくするにはどうすればいいか、というのを踏まえたやりとりをしていました。一部の方に言われたのが「もう辞めるのに、辞める会社をよくすることを考えるなんて(いい意味で)珍しい」ということです。そういった姿勢だったからこそ、ぶっちゃけていろいろ話せたのかな、と思います。あのやりとりが、残った方々の今後にとって何かのヒントになっていればよいな、と退職から1ヶ月経って思います。

ふりかえり Advent Calendar 2021 の明日の担当は Keita Fukui さんです!

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