会社における人に関わる方針の要素として
- 人材ポリシー
- 求める人物像
- Value
があります。
- それぞれがどのような意味を持つのか?
- また、どのような関係性なのか?
これらについてまとめます。
人材ポリシーとは?
人材ポリシーとは、会社や経営者の「人材」に対する考え方を表したものです。 企業が目標達成のために社員に何を求めるか、何が評価や昇給につながるかを明らかにしたものです。
人材ポリシーにどのような要素が含まれるかは会社によって異なりますが、例として以下のようなものがあります。
- 全社で求める人物像
- 採用方針
- 育成方針
- 報酬と評価の方針
- 労働環境と福利厚生の方針
また、人材ポリシーは
- 全社単位
- 事業部単位
などの単位でありえます。
仮にそれぞれの事業部が求める人材に対する特性が同じの場合、全社の人材ポリシーのみで事足りるケースもあります。
求める人物像とは?
求める人物像は組織が成功するために必要な能力、スキル、態度、行動の特徴などを表したものです。
求める人物像は
- 全社単位
- 事業部単位
- 部門単位
- 職種単位
- 求人単位
など様々な単位で存在します。
職種・求人単位以外のものは、職種・求人固有の専門スキルを含まないため、ソフトスキル・態度・行動などの要素を扱うケースが一般的です。
Valueとは?
Valueは、組織が重視する原則や信念、行動の基準などを表したものです。
- 全社単位
- 事業部単位
- 部門単位
など様々な単位で存在します。
Valueは信念、行動を扱うため一見すると全社・事業部・部門単位の求める人物像と区別がつきにくいですが、Valueにソフトスキルは含まれません。 また、大抵の場合、バリューは求める人物像に含まれます。
例えば、
ということになります。
人材ポリシー・求める人物像・Valueの関連性
まとめ
会社における人に関わる方針の要素である
- 人材ポリシー
- 求める人物像
- Value
についてまとめました。 これらが定まっていることによって、
- 採用
- 育成
- 文化
- 評価
などの活動に一貫性がとれることになります。