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Organization Development Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

転職意思をオープンにした転職活動をする場合におすすめの公開レジュメの活用

現職での業務を行いつつ、転職活動をする場合、基本的には転職意思を公にしないケースが多いでしょう。
転職媒体やエージェントを利用してその範囲のみ転職意思を開示するのが一般的です。

一方で転職意思を公にできる場合もあります

  • 現職に転職意思を開示してもマイナスの影響がなく、気兼ねなくオープンに転職活動できるとき
  • すでに退職が決まっているなかで、転職活動を開始するとき

このようなときに行う「転職意思をオープンにした転職活動」の

  • 方法
  • ポイント

についてまとめます。

前提

「転職意思をオープンにした転職活動」は

  • 本人の職種やスキルレベルを踏まえた市場価値が高い
  • 本人のインターネット上での認知度が高い、交流範囲が広い

ほど有効になります。

方法

公開レジュメの作成

転職意思をオープンにできる場合、広い範囲にリーチするためには公開レジュメの作成が有効です。

項目としては

  • 氏名 or ハンドルネーム
  • 住所のエリア - 東京等
  • 各種アカウントのURL - アウトプットを確認してもらいたい対象を列挙
  • 要約 - 経歴の要約
  • 保有スキル
  • 提供できる価値
  • 職歴
  • マインド - 大切にしている価値感。考え方
  • 転職先に求める必須要件 - 必ず満たしてほしい前提
  • 転職先に求める重視項目 - 優先順に5項目程度の転職先選定の重視項目を列挙
  • 転職先にあったら良い要素 - 必須ではないが、あると嬉しい要素を列挙
  • 個人活動 - コミュニティ活動、個人発信、著書など伝えたい内容があれば

などがありえます。

こちらが企業に提供できるものは

  • 保有スキル
  • 提供できる価値
  • 職歴

の項目で伝えることができます。 これによって、声をかける企業は自社が求める基準とのマッチ度を確認した上で声がけができます。

次に、

  • 転職先に求める必須要件
  • 転職先に求める重視項目
  • 転職先にあったら良い要素

の部分でこちらが企業に求める要素を伝えることができます。

これらによって、

  • 自分が企業の求める水準をクリアしている
  • 企業が自分が求める要素をクリアしている

という相互マッチをしている場合にスカウトされる可能性が高まります。 もちろん、中身をまともに読まずにスカウトされることもあると思いますが、中身を読んでいないことが確認できた段階で面談不参加や選考辞退の判断をすればよいことになります。

求職ブログエントリ

公開レジュメへのリンクを添えつつ、転職に至る背景や転職に際して考えることを整理してブログエントリを作成します。 これをTwitterFacebookなどSNSで拡散することで、広く知ってもらいます。

ポイント

必須要件によるフィルタ

公開レジュメに記載しておいた必須要件に一致しない場合、仮に選考参加しても内定受諾することがない旨を声がけをもらった段階で伝えておきます。 これにより最短のタイミングで選考不参加の判断をすることができます。

選考に参加してみたけど、内定オファーフェーズまでいったら提示年収が低く、1~2ヶ月の選考プロセスに苦労して参加したが内定辞退をすることになる、という時間がもったいない展開を避けることができます。

なお、細かく言うと選考評価を踏まえて提示年収が決まるので早期の段階で厳密なオファー額はわかりませんが、明らかに提示年収レンジを外れているかどうかは早期の段階でも確認できるはずです。

タスク管理

人気の人材ほど、この方法を取ると大量のお声がけをもらいます。

タスク管理ツールを活用して、各社ごとの進行状況のステータスをタスク管理することをオススメします。

一致度の継続チェック

カジュアル面談、選考に参加した企業ごとに

  • 転職先に求める必須要件
  • 転職先に求める要素
  • 転職先にあったら良い要素

の一致度を常にスコアリングしていくことで、

  • カジュアル面談から選考参加する企業を選ぶ判断
  • 複数内定が出た場合の受諾先の判断

が円滑になります。

固定ツイート

拡散時期においては、公開レジュメや求職ブログエントリのツイートをしたら、固定ツイートにしておくのがおすすめです。

まとめ

転職意思をオープンにした転職活動についてまとめました。

Twitterの1ツイートで求職ツイートをするだけでも多くの声がけが得られるかもしれませんが、よりマッチした企業とやりとりする上では公開レジュメを活用するのがよいでしょう。