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人事の三脚椅子モデル - CoE / HRBP / HRSS

この記事では人事の三脚椅子モデルについてまとめます。

人事の三脚椅子モデル

人事の三脚椅子モデル(three-legged stool model)は、Dave Ulrich氏による人事機能の分割モデルです。

  1. CoE - Center of Excellence
  2. HRBP - Human Resource Business Partner
  3. HRSS - Human Resource Shared Service

が存在します。

CoE - Center of Excellence

CoEは、人事の各専門領域を全社機能として担当します。 例えば

  • 評価
  • 採用
  • 人材開発

などです。

CoEはCenter of Expertiseの略とされることもあります。

HRBP - Human Resource Business Partner

HRBPは、経営者や事業責任者のパートナーとして、組織・人事課題を担当します。 CoEと連携し、全体向け制度・施策を事業部のニーズに合わせて適用します。 また、事業部内に必要な独自の制度・施策を企画、運用します。

HRSS - Human Resource Shared Service

HRSSは、定型的な人事業務を担当します。

人事にかかわる定型業務を一箇所に集約し、業務の効率、質を高めます。 これによって、CoEやHRBPが戦略的な業務に集中することができます。

HRSSはHR Operationsと呼ばれることもあります。

まとめ

人事の三脚椅子モデルについてまとめました。

最近HRBPについては見聞きする機会が増えてきましたが、HRBPは三脚椅子モデルの一部であり、同じく三脚椅子モデルの一部であるHRSSはまだ聞き慣れませんね。 一方で、定型業務と戦略業務を分割するアプローチは、大切です。採用業務を担当していた際に感じていましたが、採用オペレーションが断続的に発生する中で戦略的な人事業務を兼任するのは非常に負荷が高く、困難を伴いました。その意味で、役割ベースで分割できるくらいに組織規模が拡大してきた際に参考になるアプローチであると感じました。

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