フィードバックを受ける能力をスキルと特性に分けて考えてみました。
- フィードバックを受けるスキル
- フィードバックを受けつける特性
スキルと特性について、以下にまとめます。
フィードバックを受けるスキル
- 傾聴力
- 相手の話を遮らずに聞く
- 質問で指摘の詳細を確認する能力
- フィードバックを改善に活かす上で十分な情報がない場合に、質問で引き出す
- 相手の指摘意図が 適応課題なのか、技術的課題なのか 確認する
- 明示的にフィードバックを求める
- 自身の改善につながる指摘を周囲に求める
- 明示的にフィードバックの受け取り可否の状態を知らせる
- 体調不良や疲労などによりフィードバックを受け取れない状況を伝える
- フィードバックが正しいかどうか判断がつかない場合の対処能力
- フィードバックに対する感謝を伝える
- フィードバックを元に実際に改善した場合、その旨を相手に伝える
フィードバックを受けつける特性
- 他者からのフィードバックを成長機会として捉えることができる
- 自身の誤りを許容できる
- 自身に不足があることを許容できる
- 指摘内容と人格否定を区別できる
- 言葉遣いと事実を区別できる
フィードバックの受け入れる特性による許容度の差
- 相手への 信頼あり or 信頼なし
- 相手の言葉遣いが 辛辣 or フラット or 優しい
- フィードバック内容が 適応課題 or 技術的問題
これらの組み合わせによって、必要となるフィードバック能力が変化する。例えば
- 信頼なし + 辛辣 + 適応課題がフィードバックの受け入れ力が一番多く必要
- 信頼あり+優しい+技術的問題がフィードバックの受け入れ力が一番少なくていい
のような感じです。
まとめ
フィードバックを受ける能力をスキルと特性に分けて考えてみました。
なお、「フィードバックを受け付ける特性自体」はどれも適応課題という気がするのですが、この適応課題を解決していくためにはフィードバックを受け付ける必要がありそうな気がしてとんだ鶏卵問題です。