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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

問題解決のネカハカ

振り返り中などに問題解決をする際に、
その解決方法が症状に対する対症療法なのか、
真因に対する原因療法なのか、
確実に意識して意思決定できているでしょうか?

対症療法

症状に対する対処法。
一時的に改善されるが、真因を解決していないため
しばらくするとまた症状が現れる。
場合によっては段々と悪化していく。

任意の制約を満たすためなど、自覚的にこの方法を選んでいるなら問題がない。
例えば、ここで対症療法で利益を上げておかないと会社が潰れてしまう、というときなど。

原因療法

真因に対する対処法。
根本の原因に対する対応のため、問題は再発しない。
長期的には理想的だが、場合によって対症療法に較べて
期間や資金が多く必要になることがある。

まとめ

問題解決をするときに、それが対症療法なのか原因療法なのか
常に意識していたほうがよいと思っていて、
それを思い出すキーワードを作りました。

ネカハカ
(真因=root cause=根, 根との対比での症状=葉 ※造語です)

です。

用例

KPT で Problem から Try を導く話し合いの最中に

ファシリテーター「その Try ネカハカ どっち?」
メンバーA「考えてなかったっす。サーセンw」
ファシリテーター「で、どうするの?」
メンバーB「なぜなぜ分析やる?」
メンバーC「システム原型で考えてみる?」 : 以下略

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