問題解決を行う上で、必要な要素として「ヒント」の存在があります。
何かの事実の記録などですね。
- システムのログ
- 議事録
- エラーメッセージ
など、対象に関る様々な事実がヒントとなります。
ここで、ヒントとしての「見える化」について考えます。
ヒントとしての「見える化」
例えば、業務のプロセスがフロー最適化されていない場合、
そのヒントは業務フローを調べることで得ることができます。
- そのような流れで作業しているか?
- 各工程にどのくらいの時間がかかっているか?
- どこがボトルネックになっているか?
などです。
そして、業務の流れやボトルネックは日々変化していくことが予想されます。
その都度、調査しているとかなりの手間がかかります。
そこで、業務フローを VSM などのツールで「見える化」しておき、
内容を最新に保っておくことで問題があった際にすぐ発見が可能となります。
「見える化」の対象
では、どのような箇所を「見える化」するとよいでしょうか?
問題分析をした際に「繰り返し問題の症状が現れる箇所」というのがありそうです。
そして、そのような傾向を掴むためにも過去の問題解決の記録が必要でしょう。
まとめ
問題を解決する際は、問題解決の記録をとり、
繰り返し発生する問題のある箇所は、その症状が現れるポイントの「見える化」をすることで
構造を最適化するコストを下げることを検討すると良さそうです。
補足ですが、繰り返し問題が発生するのは「真因解決をせずに対症療法をしている」から ではなく ,
解決したあとも物事の変化を受けやすい領域だから、という意味です。