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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

2017年振り返り - 原因と結果の察知力を上げた初老の年

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2017年 を振り返って。
今年のキーワードは原因と結果の察知力です。

2016年

去年の振り返りをおいておきます。

tbpgr.hatenablog.com

2017年

仕事

組織作り

開発周りの調査、ちょっとしたツール作成などの仕事をしつつ、組織の課題に首を突っ込む率が増えてきました。
問題解決を対症療法ではなく、原因療法で行おうとすると、システム開発ではなく組織の課題にたどりつくということが主な理由で、
そこに至る経緯としては問題解決に関わる学習を継続した結果、

  • 問題発見の力
  • 問題解決に関する知識

などが高まってきたことがあると思います。
以前は見えていなかったレアアイテムにつながる隠し通路が見えるようになった結果として、
「手を伸ばせばレアアイテムをとれるのにほっておけないでしょ」みたいなお気持ちです。
欲深い。
でも大抵そのレアアイテムを手に入れるには仲間と伝説のアイテムを揃えるみたいなイベントを
先にクリアする必要があるのだけど。

組織に深く関ることなので、具体例な内容について言及できませんが、そんな感じでした。

クリエイターズネクス

コンテキスト

2015年6月末から 株式会社クリエイターズネクスト のお手伝いをしています。
2015年7月から業務の一部として週に一回オフラインでお手伝いをし、
また空いた時間にオンラインで個人としてお手伝いしていました。
オフラインのお手伝いは2016年6月末でいったん停止となっているので現在は個人としてのお手伝いだけをしています。

ということで、 2017 年も継続してお手伝いしています。
最近体力が低下してきたのか、昨年に比べてかなり稼働時間が減りました。
40歳、初老だけのことはある。

サービスの成長

Webサービスは着実に育ってきています。

グッドデザイン賞を受賞したりだとか、

着々と機能追加をしたりだとか、

リリースノートをきちんと公開しだしたのも今年からの取り組みです。
アクセス解析に関るサービスということもあり、ブログでアクセス解析の周辺のお役立ち情報も提供しているのですが、
その一つとして湊川さんの「マンガでわかるGoogle Analytics」も開始しました。

引き続き進化させていきます。

開発者増員

優秀な開発者の増員に寄与することができました。
Twitter での声がけに反応していただいた形です。
現在進行形で活躍してくれています。

CodeIQ

今年の現時点(2017/12/27 1:38)での出題状況は以下のようになっています。

項目 数量
出題数 22問
挑戦者数 4,217名
タイトル 受付状況 最終挑戦者数
進捗いいわけマーク 受付中 --
進捗まあまあマーク 終了 221
進捗ビッグバンマーク 終了 210
進捗ないですマーク 終了 229
進捗プログレスマーク 終了 186
汚いコードを綺麗にしてして 受付中 --
進捗やったったマーク 終了 245
進捗はひみつマーク 終了 196
進捗はいいじゃんマーク 終了 194
進捗はいいゼットマーク 終了 205
進捗はいいぞマーク 終了 195
秘伝のタレ 終了 197
進捗ダメですマーク 終了 285
転職先スコアリング 終了 201
Git - git config 受付中 --
Colorize 終了 305
マウンティングスカウター 終了 176
プレミアムデー 終了 189
できる人のおちんぎんあっぷ 終了 237
あしあと 終了 257
出る杭はいいぞ 終了 281
スーパー素数 終了 208

分報仲間(Miira)

今年は2名増員しました。

  • Rさん
  • shoyaさん

shoya.io

分報仲間、成長仲間という文脈で「私もやってみたい」というような声をちょくちょく見かけることになり、
その声をうけてちょくちょく記事を執筆しました。

何やら Miira チームのメンバーの一人が別の分報仲間を立ち上げるなど、広がりをみせているようです。

Miira のみなさん今後ともよろしくお願いいたします。

個人的なこと

Empowerment Engineer

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2016年から 内発的動機を支援して人々をいい感じにする(雑) 、という個人的なミッションを掲げ、
Empowerment Engineer を名乗ることにしました。

特別大きな動きはしていませんが、地道に知識を記事にして公開し、
地道に人が内発的な動機を高めるための支援をしています。
色々な行動の裏にその理念があり、ちょっとしたツイッターのツイートにもその意図を含んでいることがあります。
エンパワーはいつもしているのです。

家庭

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新居でホクホク生活の開始でした。
また、 Empowerment Engineer や後述する CKO 普及業 のために得た知識を
娘達とのやりとりにも生かして日々よい刺激を提供することができているのではないかと思います。

CKO 普及業

CKO 普及業というものを勝手に目指しはじめました。

tbpgr.hatenablog.com

CKO は Chief Knowledge Officer の略で、 日本語にすると 最高知識責任者 です。

  • 組織の目的にそったナレッジ・マネジメント戦略をつくる
  • ナレッジ・インフラの実現を監督する
  • ナレッジ・マネジメントのプロセスを先導し、知識の創造と普及を促進する
  • プロセスと文書化のためにナレッジ・マネジメントの指針を確立する
  • ナレッジ・マネジメントに関して従業員を動機づけ、情報共有のインセンティブプログラムを作る

などが一般的な役割です。
ただ、組織によって求められる役割は多様であるようです。

なぜこのような役割に関する情報を広めようとしているかというと、
内発的動機づけと相互に関連しています。

社員の内発的動機づけに意識を向けるような会社には予算上の余力が必要ですし、
内発的な動機の前提には少なくとも生活に困らない範囲の十分な給与がいります。
予算上の余力を生み出すにはビジネスがうまくいく必要があります。
昨今のビジネスを成功させるには、知識創造を促す組織づくりが大切です。
知識創造を促す組織づくりには内発的動機づけが有用です。

ということで、相互に関連しあっています。
今のところ一人で粛々と知識をためつつ職場で可能な範囲で試したり、
子育てに生かしたりしています。

興味がありすぎて、つい先日有給をとって知識創造の権威である野中郁次郎先生の講演に個人的な趣味でいったくらいです。

もしCKOのような役割への興味がある方がいれば一緒にもっと大きな取り組みに広げていくのもよいかもしれません。

るりま

るりまのサンプルコードを追加するという取り組みを開始しました。
多くの方にご協力いただき、どんどんサンプルが増えています。
私自身も基本的に1日1サンプル追加を継続しています。
大量のプルリクをさばいてくださっている中の方々に感謝です。

tbpgr.hatenablog.com

関連エントリは以下です。

英語

「へへっ、選択と集中さ。他のことを頑張ってるから英語は頑張らなくてもいいさ。」
そんな風に考えていた時期が私にもありました。
Empower や CKO 関連の調査をしたり、プログラミングにまつわる調べごとをする際も含め、
英語がボトルネックになっていることを強く感じるようになってきました。

前からほそぼそ勉強し始めてはやめ、というようなことを繰り返していましたが、
今回は本腰をいれて5月から毎日取り組むようにしました。
取り組み開始時点の英語力を大まかに把握したいということで、TOEIC Listening & Reading を受験。
495点か。なるほど。まぁ、そんなもんでしょう。

まずは基礎ということで勉強が非常に得意な先輩からアドバイスをいただき、中学英語を1年生から順にやっていました。
また、移動時間に取り組みやすいという点から複数のアプリで主に英単語の学習をしました。
アプリだと発音が分かるのがいいですね。

途中から るりま のサンプルコード作成を毎日やりはじめたこと、 CKO の取り組みもはじめたことなどにより時間が枯渇しはじめ、
文法の勉強は中3で停滞中。
英単語アプリと英語の文献を読むということだけは1日1回やるようにしています。

しがないラジオ

Tech系ポッドキャストである しがないラジオ のリスナーになり、強烈に拡散支援をしていました。
その他にも複数のゲストのブッキングをお手伝いしました。
さらにまさかの出演まですることになりました。

SIer から Web 系がメインテーマのポッドキャストであり、 SIer の七次下請で苦しんでいた身としては
同じような境遇の方が脱出するきっかけにもなるだろうし、その点でも応援したいポッドキャストです。
※ダメなところにいる人が抜け出るきっかけになればいい、という話であり、すべての SIer がダメ、という話ではありません

アウトプット

概ね去年と同じくらい。
※2017/12/26 時点

記事数
2017 259
2016 235
2015 290
2014 971
2013 855
2012 657
2011 69
  • Empowerment Engineerring
記事数
2017 70
2016 49
  • Qiita
貢献数
2017 7266
2016 6483
  • Stargzr

Stargzrのランキングは34位(去年は31位)。
Qiita の記事をあまり書いていないのと、GitHubではスターが付くようなものを公開していなかったのであまり伸びていません。

stargzr.net

業務外の時間は開発以外に使うことが多かったので特に大きな動きはない。
今年はツールもほぼ作っていません。活動の大半は8月にはじめた るりま のサンプルコード作成です。

外界

  • Meetup
    • 1 on 1
      • 某社社長兼某社HR責任者
      • 某社CTO 1
      • 某社CTO 2
      • 某社CTO 3
      • 某社CTO 4
      • 某社新規事業責任者
    • 複数名
      • Pさん(Wさん同席)
      • 某サービスの集まり
      • MiiraKaigi(Miiraのメンバーとオフラインで対面)
      • 某勉強会に参加し、二次会で何名かの方とやりとり
      • しがないラジオ出演
      • しがないラジオ忘年会

など、私個人としては比較的多くの新たな出会いを経験しました。
また、自ら計画して少なくとも1ヶ月に1回は会ったことがない人に会う、
ということを決めて、実際に達成できたのがよかったです。

まとめ

  • 日々の活動記録
    • 人を支援したこと
    • 意思決定したこと
    • 大きな挑戦をしたこと
  • 様々な行動をしたこと
    • その結果としての機会を多く得たこと
  • 多くの書籍を読んだこと

これらにより、物事の原因と結果に対して今まで以上に敏感になったように思います。

2018年に向けて

2016年に人の内発的な動機を支援するという夢を固めたわけですが、
仕事のなかでは直接的にその役割があるわけでもなく、結びつかないものとなりました。
仕事は人生においてかなりの時間を占めます。
そこで、新たな取り組みであり、内発的な動機と相互に関係しつつ組織にとっても必要な役割である
CKO関連の取り組みに関る機会を増やしていけるとよいと考えています。

問題解決に関わる知識、実践経験がかなり増えてきたので、
そういった面で人の力になれる機会は増えたのではと感じています。

引き続きよろしくお願いします。

過去の振り返り