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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

アウトプットすると少し先の未来に起こることの事例集

この記事は Everyone Outputer Advent Calendar 2018 の 22 日目です。

アウトプットは短期で結果が戻ってくることもあれば、数年以上かけて結果が戻ってくることがあります。
特に数年以上かかるものに関しては、これからアウトプットを増やす人にとって、本当に恩恵があるのか実感しにくいところです。
そこで、8年前辺りからアウトプットを急激に増やした私に起こったことをベースに、年単位でアウトプットの効果が出た事例を共有することで、間接体験していただこうと思います。

アウトプットとは?

アウトプットの事例をまとめる前にここにおけるアウトプットの定義をしておきます。

実際にはいろんな受け取り方があると思いますが、ここでは以下の両方の条件を揃えるものとします

  • 個人もしくは個人が関わるコミュニティなどの成果物
  • public に確認可能なもの

とします。

アウトプット事例集

ブログ / Qiita

ブログ、Qiitaともに大量のアウトプットをしています。

f:id:tbpg:20181119140545p:plain f:id:tbpg:20181119140556p:plain ここから得たもの。

  • 人のつながり
  • CodeIQ の出題のきっかけ
  • Twitter でスカウトされたきっかけ

などがあります。

人のつながり

人のつながりに関しては、 Twitter で仲良くなって、リアルでもつながりを持つようなことが多いのですが、その根本が Blog / Qiita の記事をみたことがあって Twitter でフォローした、というケースが複数ありました。
この中には特に色濃く関わった方もいて、その影響は大きいと考えています。

CodeIQ の出題者

CodeIQ に関しては、運営にお問い合わせをした際に、問題の提案をしたのですが、それをきっかけに私のブログを確認して、その内容が決め手になって出題者のオファーを決めたようです。

転職の機会

現職(2018年11月時点の)は、 Twitter でスカウトされて転職したのですが、この転職も Twitter で発見後に、ブログの内容も加味してオファーを決めたそうです。
これがなければ、今も月 250 - 300 時間労働の環境で疲弊していたかもしれませんし、ぶっ倒れていたかもしれません。

CodeIQ の出題

2013年末にオファーを受け、2018年4月末に出題サービスが終了するまで出題者をし続けました。
この間、プログラムの問題を出題だけではなく、技術記事や問題と連動した結果記事の執筆も行いました。

ここから得たもの。

  • 認知
  • 人のつながり
  • 副業の機会
  • 当事者意識・仕事の全体像に関する力

認知

認知に関しては、この出題をする前は Twitter のフォロワーが 20 くらいだったと思うのですが、現在は 2,000 を超えました。
この状態がブログとの相乗効果を生み、アウトプットに対してフィードバックをもらえる頻度が増えました。

人のつながり

人のつながりに関しては、 CodeIQ の出題者という珍しい存在であることはかなり目立つ要素だったようで、大きな影響を受ける複数の方とつながるきっかけになりました。

副業の機会

副業の機会ですが、 CodeIQ の出題者としての信頼を元に、出題ディレクターの方に誘われて Web サービス開発の手伝いをすることになりました。
副業の経験もまた様々な知識・スキル面や、出会いの面での恩恵をもたらしています。

当事者意識・仕事の全体像に関する力

CodeIQ の出題は、これまで世の中に無かった新しいお仕事であり、それをどのようにすすめていくかは完全に自分一人の裁量でした。
依頼元である CodeIQ の運営、求人したい企業、問題を楽しむユーザー。
これらの方々の満足度を高めるために何をすればよいか、ということを自分で考える必要がありました。
こういったことを数年続けるうちに、当事者意識と仕事に全体像を意識し、理解する力が強まったと感じています。

GitHub

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自作のツール、他の OSS に対するプルリクエスト(主に軽微なもの)が主です。
今、技術職以外への転職活動中のため直接的にはあまり役立っていませんが、
仮に技術者として転職したかった場合に Findy や Forkwell のスコアが高くなり、転職しやすいという状態になりました。
実際に Findy のサービス内での「いいね」は多くきています。

まとめ

アウトプットで成果を public に出すことによって、ポジティブな機会が訪れる可能性は確実に上がると考えています。
実は自分自身に訪れた機会を振り返ってみると、気づかずにそういった経験をしているかもしれません。

アウトプットはいいぞ。

Everyone Outputer Advent Calendar 2018 の 23 日目は viva_tweet_x さんです。