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Organization Development Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

ふりかえりを繰り返すことで磨かれる思考

ふりかえりは、日々の活動を見直し、改善につなげることで個人の成長や成果の拡大を促す重要な取り組みです。この点については、以前に記事にまとめました。

tbpgr.hatenablog.com

ふりかえりには、この基本的な効果に加えて、副次的な効果もあります。本記事では、その副次的な効果について解説します。

ふりかえりの副次的な効果

ふりかえりを継続すると、以下の2つの副次的な効果が得られます。

  1. 成功パターンを見極める力の向上
  2. 問題を扱う力の向上

1. 成功パターンを見極める力の向上

ふりかえりを通じて成功体験を整理することを繰り返すと、成功要因を言語化する力が養われます。その結果、成功パターンを見極める力が向上し、ふりかえりの場面以外でも、業務の途中で「追加でやるべきこと」や「他の業務へ横展開できること」に気づきやすくなります。

2. 問題を扱う力の向上

ふりかえりを通じて問題を整理し、解決する経験を積むことで、問題を適切に扱う力が向上します。

この力は、大きく以下の3つに分けられます。

  1. 問題を発見する力 : 理想と現実のギャップを見つける力
  2. 問題を選定する力 : 複数の問題の中から優先的に取り組むべき課題を選ぶ力
  3. 問題を解決する力 : 解決策を立案し、実行し、問題を解消する力

これらを定期的に扱うことで問題を扱う力が向上します。

結果として、ふりかえりのとき以外でも普段の業務に取り組んでいる途中で問題を発見しやすくなりますし、問題にぶつかったときも以前よりも解決しやすくなります。

問題の扱い方については、以下の ZennBook にまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

zenn.dev

なぜ副次的な効果が発揮されるのか

ふりかえりによる副次的な効果は、経験学習における「概念化」のプロセスに該当します。経験学習では、

  1. 具体的な経験をする
  2. その経験をふりかえり、抽象的なノウハウとして整理する
  3. 得られたノウハウを実際の行動に活かす
  4. 新たな経験を通して実践し、さらに学びを深める

という流れで学習が進みます。

このサイクルを繰り返すことで、成功の法則や問題解決のパターンがノウハウとして蓄積され、状況に応じて迅速に適用できる範囲が広がります。これが、成功パターンを見極める力や問題を扱う力の向上につながる理由です。

経験学習について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

dev.classmethod.jp

告知

4月中に 「成長の質を高める個人のふりかえり入門」 という ZennBook を公開予定です。

気になる方は私のXアカウント ( @tbpgr )をフォローしていただければ、公開時にお知らせします。

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