同僚に紹介してもらった書籍 HIGH OUTPUT MANAGEMENT を読んでいたら、問題解決の5ステージという概念がでてきて、なるほという内容でした。
ざっとまとめた上で関連事項について考えをまとめます。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント
- 作者: アンドリュー・S・グローブ,ベン・ホロウィッツ,小林薫
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2017/01/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
問題解決とは?
問題解決については、下記の記事でまとめているようなものを想定しています。
問題解決の5ステージ
HIGH OUTPUT MANAGEMENT という書籍で紹介されていた問題解決の諸段階として5つの段階が紹介されていました。
- 無視 - Ignore
- 否定 - Deny
- 非難 - Blame
- 引き受ける - Assume responsibility
- 解決策を発見する - Find solution
無視 - Ignore
問題を無視すること。
問題とみなさない。自分が取り扱うものと認めない。
否定 - Deny
問題が問題であることを否定する。
非難 - Blame
問題を他責にして非難する。結果として自分後ににしない。
引き受ける - Assume responsibility
問題を引き受け、解決に向けて取り組む。
解決策を発見する - Find solution
問題の解決策を発見する。
問題解決の序盤3ステージとその原因の一部
問題解決の5ステージのうち、困った部分は最初の3ステージの「無視」「否定」「非難」です。
この部分絡む要素として、知能観・システム思考が思い浮かびました。
知能観
個人の範囲で閉じる問題の場合は知能観が絡む話だと思いました。
- 「固定知能観」は能力は天性のものという考え方
- 「拡張知能観」は能力は伸ばすことができるものという考え方
問題を「否定」「非難」している部分は固定知能観を感じる反応です。
自分が間違っているということを認めたくない。変化したくない。他責傾向がある。
システム思考
個人の範囲で閉じない問題の場合はシステム思考が絡む話だと思いました。
システム思考では物事を様々な物事の関係性からくる原因と結果や時間軸を加味して考えます。
そうすると、組織内で他者が絡む問題も自分が関わる問題の一部として捉えたり、問題が問題であることを認識しやすくなります。
つまり、システム思考ができると「無視」「否定」「非難」に陥りにくくなります。
まとめ
組織、チームの問題が解決しない。
所属している特定の個人がビジネスにおける成長のために抱える問題が解決しない。
そういったときに 5 段階のどのステージにあるか、考えてみると良いかもですね。