私が昔働いていた会社にいた優秀な先輩の発言に関して形式化します。
手順
詳しくは下記にまとめてあります。
暗黙知を書き出す
私が昔働いていた会社にいた優秀な先輩の発言に関して形式化します。
- 先輩は自分が何かをうまくできたときに「俺最高!!」と笑顔で言っていた
- 先輩と一緒にいたときは高稼働の激務にも耐えることができた
- 先輩が別の部署に移動したあと、新たなリーダーは怒り駆動のタイプだった
- 耐えきれなくなって退職した
補足ですが、「俺最高!!」の先輩は自分が当時の会社で関わった範囲において最も優秀な人だった。
形式化可能な事例を抽出する
全体を抽象化します。
抽出した事例を抽象化する
- リーダーがポジティブ・怒り駆動どちらかの振る舞いをする
- ストレスが増減する
背景
高圧的なリーダーが順にリーダーをつとめる
問題
激務によって働いているだけで多くのストレスが蓄積する
要因
- 激務
- リーダーによってストレスが増大する
解法
リーダーの振る舞いによってストレスを緩和する
(本当は激務の要因をどうにかしたほうがいいが、ここは論点ではないので対象外とする)
行動
- リーダーが笑顔で振る舞う
- リーダーが自信に満ち、ユーモアのある振る舞いをする
結果
つらい場面における笑顔によるポジティブな効果、
自信を持ったリーダーの言動によって得られる「未来への安心感」によって
ストレスが緩和される。
抽象化した形式知を学習可能にする
- 厳しい状況のときにリーダーは笑顔をみせる
- 厳しい状況のときにリーダーは自信に満ちた言動をする
※遡ると笑顔そのものの習得や、自信の裏付けとなる経験の積み重ね、
その他いろんなものが必要になるが今回はそこまで細かく掘り下げない。
まとめ
つらいときこそ明るくポジティブで自信に満ち溢れたリーダーの存在が大切、
というのはごくごく当たり前ではありますが実際に行動に移せている人ばかりとは限りません。
逆にいうと明るくポジティブなリーダーがいることで辞めたほうがいい場所を
辞めるきっかけを逃してしまう、ということはあるかもしれませんね。