私には3人の娘がいます。
長女(7歳)と次女(4歳)が時々「どうせわたしなんか・・・」という卑屈モードに入ることがあり、
「これは自己肯定感や自信が足りないのではないか?」
という予想のもと、実体を知りつつ褒める機会を増やす施策として
「 今日あったこと報告ノート 」というものを導入しました。
自己肯定感
子どもの自己肯定感を高めるポイントは一般に2つ挙げられます。
- 愛されている実感
- 自信を持つこと
です。
子どもに対する愛情はけっこういい感じに注ぐことができているのではないかな?
特に妻はものすごく子どもに愛情を注いでいます。
ということで、今回は「自信」をもたせることにフォーカスをしました。
今日あったこと報告ノートとは?
以下のルールを作りました
- たのしかったことを一つ以上書く
- おぼえたこと(できるようになったこと)を一つ以上書く
- ききたいことがあれば書く
- 困ったこと、相談したいことがあれば書く
1・2はできるだけ一つ書いてもらう。ただ、強制ではない。
3・4はもしあれば書いてもらう。
それぞれの意図についてまとめます
各ルールの意図
たのしかったことを一つ以上書く
楽しかったことを1日一つ以上書くことは、楽しいことがあった日だったということを可視化することになります。
嫌なことや不安なことがあると、ついついそこに目を奪われて「嫌なことしか無かった日」と考えがちですが、
改めて考えてみると楽しかったことはいくつもあったりします。
それを書いてもらうことできっちりと楽しいことがあった1日であったことを認識してもらうのが狙いです。
これは子どもだけではなく私個人も、個人で契約している 情報共有ツールの esa の日記に「嬉しかったこと」を書くようにしています。
おぼえたこと(できるようになったこと)
新しくおぼえたこと、できるようになったことを書いて可視化することで 自分の成長を認識してもらうこと が狙いです。
ここに対して褒め返事を書くことで自己肯定感を強めることができるといいな、と考えています。
「新しいことをおぼえた」ということを自覚することは「能力は伸ばすことができるものと考える 拡張知能観 」を生み出すことになります。
逆に、自分が新しいことを覚えていることを意識せず卑屈になっていると「能力は天性のものと考える 固定知能観 」に近づいてしまいます。
おぼえたことを書いてもらうことで拡張知能観を身につけて欲しいな、という狙いがあります。
拡張知能観と固定知能観については別途下記にまとめてあります。
empowerment-engineering.hatenablog.com
ききたいことがあれば書く
学校の先生やその他の大人全般について、すべての人が子どもの素朴な疑問からくる質問攻めに毎回真面目に
答えてくれるわけでもありません。
子どもの疑問・質問は好奇心の源泉であり、
「どうせ質問しても答えてもらえないから聞くのをやめよう」
と思われてしまうのが大きな損失だと考えています。
そのため、少なくともパパはノートに書いてくれれば教えるよ。分からなかったら調べるよ、それでも分からなかったら
「分からなかったよー」ということを素直に教えるよ、という姿勢を見せていこうと考えています。
「質問」に関する話題を扱っている書籍として「Q思考」があります。この書籍の読書まとめを以下に公開しています。
困ったこと、相談したいことがあれば書く
これはもうそのままの意味で何かあったらすぐ相談してね、ということです。
パパはいつでも味方になるよ、応援するよ、ということを伝えました。
長女、次女ともに困ったことがあれば以下のように相談をしたりしています
これは二人が困った問題を抱えているということをわかったからこそ相談にのることができています。
なので、困った事自体を検出する場として「困ったこと、相談したいこと」を書いてもらうことにしました。
その他の工夫
- パパとの交換日記的なシステムになっていることで、単に一人で楽しかったことを書くのに比べて継続に向けたモチベーションを高めています
- お返事を書く際にかわいいキャラクターのシールを必ず一つ貼るようにしています
- 長女・次女ともに必ず同じシールを貼るようにしています。喧嘩になるので
- 長女のノートは長女が大好きなオレンジ色にした
- 長女がオレンジを好きな理由はこちらを見ればわかります
まとめ
今週はじめたばかりの取り組みですが、今のところいい感じでやりとりが続いています。
こういったやりとりができるのも今の仕事が定時勤務で残業がないからこそ、という思いがあります。
ありがたや。