Tbpgr Blog

Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

Excel方眼紙反対の人あつまれ〜

既にプロジェクトを去ったとある開発者が残した設計書がむごい。

Excelで設計書を管理している開発現場はまだまだ多いと思います。
お客様や元請け企業の指定フォーマットだったりするので、
その辺はいきなりWikiなり他のフォーマットに乗せ換えたりとかは難しいとは思いますし。

今参加しているプロジェクトにおいて、機能設計書中にある画面遷移図はExcelのシェイプで描かれていました。
しかし、この開発者だけ勝手にフォーマットを変更してExcel方眼紙の
セルで画面の遷移を描くように置き換えてしまいました。

以下、シェイプで管理した場合と、Excel方眼紙で管理した場合の差について。

◎シェイプ
Excelのセル構造に依存せず自由に配置が可能
・レイアウトの変更が容易
・要素の追加・削除にも柔軟に対応可能
・他のExcelにコピペする際に、ペースト側のセル構造に依存しない

×Excel方眼紙
・配置変更が困難=>他の箇所に影響を与える
・レイアウトの変更が困難=>他の箇所に影響を与える
・要素の追加・削除にも柔軟に対応可能=>他の箇所に影響を与える
・他のExcelにコピペする際に、ペースト側のセル構造に依存する

▼結論
一生メンテナンスがない、絶対に変わらない仕様などなら方眼紙でも構わないとは思いますが
システムの仕様は変化するもの。やはり方眼紙の使用は好ましくないですね。
実際に、この担当者の記述レベルがひどくて修正が必要な箇所が多いのですが身動きが取れなくて困った。
方眼紙部分の記述は捨てて、シェイプに変えたほうが早いかもしれない。

Excelで設計書を書くこと自体・・・という話もあるかもしれませんが、現場の制約とかありますからね。
といいつつ、Excel・ワード以外の設計書の現場に当たったことがないので何とも言えなかったり。