向社会的行動についてまとめます。
向社会的行動とは?
向社会的行動(prosocial behavior)とは、他者や社会全体に利益をもたらすような行動です。 向社会的行動は、個人が他者に共感し、助けるために主体的に行動をすることを特徴としています。
向社会的行動の例としては、
- ボランティア活動
- 社会的な問題への取り組み
- 社会的な貢献
- 環境保護
などがあります。
より身近なところとしては
などがあります。
向社会的行動ではないもの
- 自分の承認欲求のために社会貢献をする
- 他者を味方に取り込むために助ける
一見行動だけを見ると、利他的な活動をしているように見えるが、その行動の理由が自分自身のためである場合、それは向社会的行動ではありません。
- 「相手のためにやっている」というパワハラまがいな行動
- 相手が求めているわけでもないおせっかいをすること
一見本人の主観だけを見ると、利他的な動機はあるように見えるが、その行動の結果が相手のためになっていない場合、それは向社会的行動ではありません。
向社会的動機
向社会的動機(prosocial motivation)とは、向社会的行動を取りたいと思う動機です。 つまり、自己の利益をこえて、他者や社会の影響を意識して貢献したいと思う動機です。
向社会的動機を強化するためには、何が必要か?
例えば以下のような例があるでしょう。
- 他者に助けられ、感謝をする。特に大きな危機を助けてもらえるほど影響は大きくなる
- 自己の能力が高まることによって、他者を助ける機会が増え、他者から感謝される機会が増える
- 瞑想など、自他に関わる認知の能力が高まることで、人は他者との関わりの中で助け、助けられという関係で生きているという認識が高まる
まとめ
向社会的行動についてまとめました。
私は、仕事で燃え尽きてしばらく働けなくなり、休養生活中を経て社会復帰してきた経験があります。 この休養期間の前後で向社会的行動の有無が変化したと感じています。
休養生活以前は向社会的行動が少なかったように思います。 逆に休養生活以後は向社会的行動が多くなったように思います。
想像がつく要因があります。
- 休養期間に多くの人に助けられたこと。他者への感謝の気持ちが強まった
- 休養期間後に、今までよりも仕事に関する勉強を多くするようになった。結果として仕事において他者に貢献し、感謝される機会が増えた
結果として、他者を助けたい気持ちが高まったように感じます。