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Organization Development Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

2018年の未来戦略における幸福の軸と期間の軸について考えた

ライナスさん(id:soratokimitonoaidani )さんの以下の記事が盛大にバズっていました。

linus-mk.hatenablog.com

エントリ公開初期に、自分はこんな答えをつぶやいていました。

この文脈において個人の学習計画は、キャリア形成のため計画であり、個人の未来戦略でもあります。
これをどう考えるか、ということを整理したくなりました。

幸福の軸

今の幸福と未来の幸福の2軸で考えます。

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人は人生を通して幸せに過ごしたいものとします。
「不幸、大好き!」という方はおそらく少数派です。

つまり、今も未来も幸せに過ごしたいということになります。
極論すると人はいつ死ぬかわかりません。1年後に死ぬか、10年後に死ぬか、50年後に死ぬかわかりません。
その意味では、今を楽しんでいなければもったいないですし、
未来への備えも無ければ、未来に困ることになります。

そのため、理想的には「今も未来も幸福である」状態を目指すのが好ましいと考えます。

例えば、目的が「人を癒やしたい」とすると、この目的を目指しつつ、都度その実現のために重要と思われる能力で、自身の強みにもあっているものを選択し、伸ばしていきます。
そして、伸ばすそばからその能力を目的に活かします。
これによって、今手に入れた能力で目的を達成している充実感を味わうことになります。
すると、能力の習得自体が楽しくなってくると予想します。

結果として、自分が目的にしていて、かつ、強みをいかしたものを選択し、今を充実させながら、未来の足しになることを継続して伸ばしている状態になります。
これは理想ではないかなと思います。

期間の軸

長期目標型未来戦略と次期目標型未来戦略の2軸で考えます。

時代背景

変化が加速する時代。将来、多くの仕事がなくなり新しい仕事が生まれると言われ、創造性とコミュニケーションが必要なもの以外はなくなっていくと言われています。
ポイントは変化がはやい という点です。

長期目標型未来戦略

先の未来を見据えて、そこから逆算して目標を作り込んでいきます。

逆算する場合、ある程度期間が短ければよいのですが、期間が長ければ長いほど途中で情勢が変わる可能性があがります。
すると、当初立てていた計画は役にたたなくなりますが、変化を察知していないとそれに気づかずに同じゴールを目指してしまうかもしれません。

そして、今は変化の速い時代です。

長期的な計画は途中で変化の影響を強く受ける可能性が高いでしょう。
そして、その場合事前に時間をかけて立てた中間目標はすべてムダになります。
場合によっては、それまでの積み重ねが サンクコスト効果 を導き、合理的な判断をできなくなってしまうかもしれません。

次期目標型未来戦略

先の未来を見据えつつも、「未来は変化するもの」という視点のもの、短期的に次のアクションを決めていきます。

短期のアクションであれば、変化が起こった場合にすぐ別のルートを選ぶことのコストは小さくなります。
また、小さなアクションを終えるたびに、ゴールの変化がないか確認をすることができます。
未来に影響を与える選択肢のうち、次に一番大切だと思うことや、自分が進んでやりたいことはなにか?
この連続で進んでいくと楽しみつつ、未来とのずれを補正できそうです。

ある程度長期での取り組みをする場合は、未来になっても有用性が変わらないような領域がよさそうです。
基礎的な知識や、変化に対応する能力そのものなどです。

まとめ

現在と未来軸による学習計画、期間軸による学習計画について考えてみました。

例えば、以下の転職エントリを元にした自分の例を当てはめると

「教育、モチベーションなど人の 成長と充実 に関わる領域で、より広い範囲にポジティブな影響を与える」ことが目的となり、この目的を目指しつつ短期的な目標の達成を通して現在進行形で人の 成長と充実 に対する支援をしつつ、その影響を大きくしていくことで未来の幸福の土台も作っていきます。

今回の話の軸は定性的な個人の価値観に基づく目的が必須になっています。
そのため、これがない場合はまず探すところからになります。

  • 今、幸せですか?
  • 今を積み重ねた未来は幸せになりそうですか?

その視点から、今の選択肢を考えてみると面白いかもしれません。