Tbpgr Blog

Ruby プログラマ tbpgr(てぃーびー) のブログ

まだ多重派遣で消耗してるの?という状況から優秀な仲間に囲まれた今に至るきっかけは書籍「情熱プログラマー」だった

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ふと今自分がおかれている状況を確認してみました。
ここ最近は好環境で当たり前のように過ごしているので感覚が麻痺してきましたが、
以前はそれはもうひどい生活を送っていました。
そこで、変化のきっかけがどこか遡ってみることにしました。

前提

スタート

私は文系の大学を卒業し、新卒で受託開発の会社に就職しました。
多重請負の派遣とかではなく基本1次請け・2次請けで自社で開発できたので
本当にひどいところと比べればまだ恵まれている方だったのかなと思います。
ただし、稼働があまりに激しく月250-300時間労働で体を壊し退職しました。

技術自体は嫌いではなく残業が激しくなる前までは積極的に業務外の時間で学習をしていました。

劣化

まともなキャリアも作らず、技術力としても目立つものは無い状態で
世間のこともあまり知らずに転職した結果、多重請負の末端に転職してしまいました。
前職のドロップアウトですでに心が折れていたのもあったり。

最大で7次請けとかありました。
ここでも劣悪な環境に折れていったん業界を離れることにしました。

他業種

他業種でしばらく仕事をしました。
ブラックではないものの適性はないようです。
ただし、小さな会社で目の前で社長が大きな商談をしていたり
お金関連の雑務を頼まれたりとビジネスにおけるお金の動きが把握しやすかったこともあり
ビジネス・営業目線の仕事を間近で見れたことは自分の一つの武器として身についたようです。
ここは今回の話とは関係ないのですが今になってこの経験が役立っています。

結局職種の適性がなく、再度システム開発の仕事に戻ることにしました。

情熱プログラマ

ここからが本題です。

久々に戻ったシステム開発業界。
2次請けの正社員だけど派遣されるスタイル。
あれ・・・・入社時は自社での受託開発って言ってた気が・・・。
そして稼働時間は月250-300時間。またか。
環境は劣悪でしたが、他業種を経験した後のシステム開発はとても楽しく
睡眠時間を削って出社前、帰宅後に勉強をし続けていました。

ちなみに久々に戻ったシステム開発の現場は昔と変わらずアナログで非効率なことをしている現場が多くありました。
できる範囲の改善の提案や実施をしつつも改善できる範囲には限りがありました。
基本的に業務外でシステム開発の勉強をする人はほぼいなくて、家でプログラムするなんて話をしようものなら変わりもの扱い。
技術に関する雑談をする相手もいません。

中には少数ながら優秀な方もいましたが、大多数があまりスキルがなかったり、 やる気がなかったり、 ひどいと何の役にも立てないレベルなのに一度現場に入るとお客様の手前上メンバーから外しにくい、とかの理由で居残ってる人もいます。
そういったメンバーは仕事を成功させる、という気持ちがないので以下に自分だけが楽をして仕事を他人に押し付けたり、
責任を擦りあって喧嘩をしたりしていました。

Excelスクショペタペタの現場もあったり。
バージョン管理すらない現場もあったり。

情熱プログラマ

ある時、書籍「情熱プログラマー」に出会います。
セルフ・プロデュースに関する話がありました。
なかでもその取っ掛かりとしてブログを書くことがすすめられていました。
いまでしょ、とさっそくブログを開設。(このブログです)

で、一度やると決めたら過剰なのが私。
こんな感じで記事を書きまくりました。

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これが全てのきっかけでした

Twitter転職

Rubyが使える職場に転職したいなー」とTwitterで呟いていたことがきっかけで スカウトされて現職に転職しました。
その際に、ツイート内容と私がブログに残している記事の内容が決め手になったようです。

この会社の開発では技術に関する部分では合理的な意思決定が可能です。
Slack, esa など私が入社後導入しました。
政治的な制約やメンバーのスキル不足によって開発構成が制限されることなどはありません。

開発関連のドキュメントは基本Markdownで書きます。
新たな技術への挑戦、試用、導入などもメリットがあると判断されればどんどん行われます。
技術的な雑談で盛り上がることができます。前はできなかった!

しかも定時勤務です。
現時点で入社約3年ですが、この3年でした残業より前職の1ヵ月分の残業の方が多いです。 転職前は残業地獄で自分はヘロヘロになっていましたし、
私が仕事漬けで家にいないことが多く、妻はノイローゼ直前になりました。
あのまま続けていたらまずかったでしょう。

CodeIQ

Twitter転職から半年ほどたった時。個人的にCodeIQで遊んでいたのですが
運営に問合せをする機会があり、それがきっかけで出題者としてお声がけをいただきました。
この時も、私のブログの内容が決定打になりお声がけをいただいたようです。
2013年12月にはじまり、今も継続して出題し続けています。
CodeIQ MAGAZINEに記事を寄稿したりもしました。

ちょっと前までは業界からドロップアウトしていた私。
復帰するなり再度ブラックな環境で燃え尽き直前だった私。
その私がCodeIQで問題を出題し、技術記事を執筆するとは全く想像もつきませんでした。

トリプルワーク

本業+CodeIQでダブルワークをしていましたが、CodeIQのつながりで別の現場のお仕事もいただくようになりました。
この現場の開発環境を改善していく過程で私がTwitter経由で知り合った人や、元々の知人など
非常に優秀なエンジニアで構成されるチームを作ることに成功しました。

レベル感としてはこんな感じです。

ここで誘って一緒に働くことになった方々とのつながりは私がCodeIQの出題として
人に知られやすい状態になったからこそ、というのがありそうです。
元来私は率先して人の前に出るタイプではなく、CodeIQの出題をするまではTwitterのフォロワーも数名でした。

また、エンジニア以外も超高学歴のメンバーばかりで周りの頭の良さに圧倒されながら過ごしています。
これも情熱プログラマーに書いてあった「一番の下手くそでいよう」という項目にも当てはまります。
どんな人と一緒に過ごすのかが、自分自身のパフォーマンスに大きく影響を与える、という説です。

受注

私のブログのアウトプットをみたWebサービスを立ち上げ中の方からお問い合わせをいただき、
「サービスのテストユーザーになってほしい。TBさんのような勉強熱心な方が想定顧客なので・・・」ということであれこれとやり取りをすることになりました。
この件で、この方とミーティングをしている時に自社のビジネスと話がつながったので自社の営業に話しを取り次いで
案件を受注することとなりました。

その他にも個人的な活動のつながりで2件の営業を獲得しています。
こういった部分もアウトプットから発生したチャンスです。

優秀な仲間の増員

Twitter転職した本業でも2015年10月、2016年1月に合計2名が入社しました。
1名はCodeIQでの採用。1名は個人的に交流をするようになって、結果的に紹介して入社することになりました。
双方ともに私がCodeIQの出題者であり、また自分がどんなことをやっていたかブログにアウトプットしていたことが影響しています。
「こういう人がこういうことをやっていて、技術的に挑戦できるし良さそうな現場だな」と思っていただくことができたわけです。

情報会議

情報会議はチームでの情報共有について、Tipsや悩みの共有や集約を通して、情報の共有方法や
情報共有をする文化作りをする方法を整理するためのコミュニティ。

johokaigi.org

おそらく私がesaの導入などに関して多くのアウトプットをしていたことや、CodeIQの出題をしていることで
以前よりもひと目につきやすくなっていることにより運営者の目にとまって会にお声がけいただいたのでしょう。
そして以前のブラック企業で消耗している私なら声をかけてもらうことはなかったでしょう。

ここでも、非常に優秀な方と多く知り合い刺激をもらうきっかけをいただきました。

Slack日報仲間

pplogでの交流をきっかけとして、優秀な方々とSlackで日報仲間として活動することになりました。
お互いのことを報告しあって、刺激を受け合い、新たな考えに触れることができます。
ちなみにこの中の一人が最近「マンガでわかるGit」でバズっていた湊川あいさんです。

webdesign-manga.com

まとめ

後半はCodeIQをきっかけとした部分が多くありますが、その元をたどるとブログにアウトプットしていたからこそ、ということになります。
そしてそのブログをはじめるきっかけは情熱プログラマーでした。
全ては情熱プログラマーからはじまっているのだな、と再認識しました。

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方

ありがとう、 Chad Fowlerさん。

そして

チャンスを広げる一つの選択肢はアウトプット。
私の場合はブログでしたが、別に外の目に触れるものなら勉強会でもスライドでもなんでもいいと思います。
そしてアウトプットをきっかけにして近づいてきたチャンスをチャンスとして認識する視点。
自分にはもったいないくらいの大役だと感じたとしても、臆せず決断する心。
この辺りかな、と思いました。

メモ

「優秀なエンジニア」って繰り返しでてくるけど、どのくらいが優秀なの?
みたいなところがあると思いますが主観ですね。
私が優秀だと思うかどうかなので特に具体的な基準はないです。