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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

「強み」を組織目線と個人目線で考える

仕事の文脈において強みを語るとき、組織の強みと個人の強みがあります。
それぞれについて整理します。

組織の強み

組織の強みをどこに置くべきか、という点に関しては

  • 経営理念
  • ミッション、ビジョン
  • 事業特性
  • 事業戦略
  • カルチャー

などを加味して検討する必要があります。

このあたりの話はまとめなおす必要性は薄くて、以前に青田さんがまとめてくださった内容があります。 真ん中あたりにある「キーとなる能力」「人事戦略」のあたりですね。

なお、上記に上げた前提とは関係なく、ほぼすべての組織において強みになりうると考える要素として「組織全体が変化に適応する能力の高さ」があるように思います。

また、全社レベルでの強みの検討の他に、部門やチームレベルにおいて部長やチームリーダーが検討する場合も観点は似ていて

  • チームのミッション、ビジョン
  • チームの業務特性
  • チームの業務上の戦略
  • チームのカルチャー

などが判断基準になります。

個人の強み

個人が尖った強みを持ち、その強みが全社やチームの最大値に至るとき、全社やチームが出せる最大値を更新することができます。
また、強みを持つことができた個人の心理としても、自分の強みで活躍できることによる充足感を得やすく、定着しやすくなると予想されます。

このあたりの話は以前会社のブログでかいていました。

まとめ

組織の強みはできるだけ多くの社員に持ってもらいたい能力・マインドの共通項になります。
チームの強みはできるだけ多くのチームメンバーに持ってもらいたい能力・マインドの共通項になります。
一方で、個人の強みはそれぞれの社員が持つ別々の強みになります。
たまたま個人の強みが組織の強みと一致する場合もありますが、別の場合もあります。

これらを踏まえると、

  • 組織、チームとして強みを定めて、それをできるだけ広い範囲に適用する -> 平均の底上げっぽい施策
  • 個人がそれぞれ強みを自覚し、注力し、尖らせていく -> 個別化っぽい施策

というような異なる特徴を持つ別々の「強み強化施策」が必要になりそうです。

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