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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

採用を狩野モデルで考える

OODA ループの書籍を読んでいる流れで採用の質を狩野モデルを元に分類して見ることを思い立ちました。
思い立ったら即執筆です。

狩野モデルとは?

狩野モデル(かのうモデル)は、顧客満足度に影響を与える製品やサービスの品質要素を分類し、それぞれの特徴を記述したモデルである

種類 内容
当たり前品質 不十分だと不満。充足されて当たり前
一元的品質 不十分だと不満。充足すると満足
魅力品質 不十分でもよいが、充足すると満足

採用における狩野モデル

もともとの狩野モデルの対象は顧客満足度を対象とした品質です。
採用の場合は候補者満足度が対象となります。

各品質について、いくつかの例を挙げてみます。

当たり前品質

  • 面談、選考時に、当たり前水準の対応ができている
    • カジュアル面談で選考をしない
    • 圧迫面接をしない
  • 選考関連の連絡が過剰に遅延しない
    • 仮に連絡が遅れる場合も一次連絡による補足説明がある

一元的品質

  • 候補者さんが転職先に求める要件に合わせた情報提示ができる
    • 候補者さんが求めることを確認すること
    • 求める内容に合わせて、盛らずに応えられる内容を伝える。また、伝えられる魅力を持っている

魅力品質

  • 候補者さん自身が気づくことができていないキャリア、転職に対する深い動機の整理を手伝うことができる
  • 候補者さん自身も考えが及んでいない、想像より上の機会の提供を提案できる
  • 自社でしか提供できない所属上の魅力がある

まとめ

あっさり目に少ない事例でまとめてみました。
例えば、この要素は一元的品質品質だよね、というように話題が広がると面白いなと思います。