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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

改善のための計測と種類

計測できないものは改善できない、とはいったものの「なにを」「どのように」計測するかについて長けた人というのは組織全体で見るとそこまで多くないのでは、と思います。私も含めて。
ということで、あらためて計測について調べてみたらわかりやすい分類の情報を見つけたのでまとめます。

計測種類

以下の計測種類は下記サイトによるものです。

Structure measures

構造計測。好ましい成果を生むインフラに関する指標。

Process measures

プロセス指標。行動に関わる指標。
成果を生むための施策が適切に行われたかを確認するような指標

Outcome measures

成果指標。成果に対する指標。

Balancing measures

他に悪影響を及ぼしていないかを確認する指標。

例えば、 CodeIQ の出題を例に考えてみる。

  • Structure measures
    • 作問のための時間の確保 - 用意した作問時間
  • Process measures
    • 時間をかけすぎずに作問できているか - 作問スピード
    • 効果的な宣伝ができているか? - 宣伝ツイートのインプレッション
  • Outcome measures
    • 実際にどのくらい挑戦してもらえたか - 挑戦者数
    • 楽しんでくれた人がどのくらいいるか - 問題に関わるツイート言及数のうちポジティブなものの数
  • Balancing measures
    • 睡眠が減っていないか - 睡眠時間の推移

まとめ

一言で計測といっても、様々な要素があり、それを分類して認識できるのはありがたいところです。
例えば OKR の KR の話でいうと短期施策なら Outcome measures が対象に。
長期施策の経過の場合は「Process measures」が指標になる、というのがわかりやすく認識できたりとか。

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