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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

「話が違う」を防ぐために心理的安全性と期待値調整の関係を考える

依頼されたとおりの成果を出しているはずなのだが、ダメ出しをもらう。
依頼したはずなのに期待通りの成果が上がってこない。
そんなとき「期待値調整」が不十分なのかもしれません。
そして、その「期待値調整」が不十分な理由の一つは「心理的安全性」の不足かもしれません。

そこで心理的安全性と期待値調整の関係を考えることにしました。

前提

心理的安全性とは?

心理的安全性とは対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方

期待値調整とは?

依頼者と請負者の間で、何をどこまで行うかをすり合わせることです。

例えば、依頼者は請負者に暗黙の期待をしたとします。
それを知らない請負者が成果物を受け渡すと依頼者から「このくらいはやってもらわないと困る」という話になったとします。
この場合、どちらの心象も悪くなり、関係性は悪化します。

逆に請負者が「この程度でいいだろう」と過剰に低く目標を設定したとします。
この場合、成果物を受け渡すと依頼者から「なぜこんなに質が低いのだ」という話になるでしょう。

このようなことにならないように、相互に期待値を調整することが好ましいでしょう。

心理的安全性と期待値調整の関係

期待値を調整するためには、ときにお互いに言いにくいことをズバッという必要があります。
対人関係においてリスクある行動を取る必要があるのです。

つまり、期待値調整をするためにはときに前提として心理的安全性が確保された場である必要があるということです。

※「ときに」と限定しているように、期待値調整に必要となる要素は他にもあります。例えば適切に相手に伝えるスキルなどです。
この記事は心理的安全性と期待値調整の話に限定しているので、その他の要素は取り扱いません

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まとめ

言いにくくて、対人関係においてリスクのあることほど業務的にクリティカルであったり、
のちのち根が深くなるように思います。

心理的安全性の構築、期待値調整の方法そのものに関しては関連資料など、他のサイトに譲ります。

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