知識創造の重要性を理解しているか?
知識創造の重要性とは?
会社組織にとって
- どれだけ質の高い「モノ」「サービス」を作ることができるか?
- どれだけ早く「モノ」「サービス」を作ることができるか?
- どれだけ安く「モノ」「サービス」のを作ることができるか?
は重要であり、競争力の源泉となります。
これらは知識の創造によって生み出されます。
では、知識とは何か?
です。
個人に蓄積する暗黙知と組織に蓄積される形式知が集まって企業の能力が決まります。
具体例1
素晴らしい営業成績の営業マンがいたとします。
この人物の営業手法が個人の暗黙知である間は、組織全体に効果が及びません。
この暗黙知を形式化することで、習得可能な形式知になり組織全体に効果がおよび、
新たに組織に加わる人にもその知識を伝承可能になります。
具体例2
連携して近い領域の仕事をしているチームが役割ごとにバラバラに活動していたとします。
実はチームとしてよりよくできる可能性があったとしても、近くに相手がいないと気づきにくいです。
逆に、連携して近い領域の仕事をしているチームが近くで活動していたとします。
聞こえてくる雑談、担当外の会話。ちょっとしたことでもすぐに相談できる状況。
これらによってチームを良くするヒント=知識が生まれやすくなります
このチームで生まれた改善が組織全体に適用できるものなら、
それを形式化して共有することで影響範囲は更に広がるでしょう。
知識の具体例
暗黙知
形式化可能な部分もあるとは思いますが、一般的に暗黙の部分が大きいと
考えられるものをリストアップしました。
また、リストアップしていませんが、完全に形式化可能だが
個人が形式化していないというものもあるでしょう。
- イノベーション
- リーダーシップ
- ユーモア
- 直感
- 運動
- 心の知能(Emotional intelligence)
形式知
言語、紙、音声、動画、画像、電子媒体などで伝達可能になっている知識です。
- マニュアル
- 手続き
- ドキュメント
- ハウツービデオ
- 攻略サイト
どうやって重要性を実感してもらうか?
知識が生まれた瞬間とその構造を把握している人間が、実際の業務に近い領域で
知識が生まれた瞬間に、
- 知識が生まれた事実
- 知識が生まれたことによる利益
- 知識が生まれなかったら逃していた機会損失
について説明するのがよさそうです。
この業務に近い領域というのは、実際の業務でもよいですし、
擬似的な物を作り出してもよいでしょう。
まとめ
仕事の最中に発生するふとした閃き。
人からものごとを教わること。
人に相談したことで深まった理解。
ちょっとした改善。
全て知識創造に関わっています。
普段当たり前すぎて意識しないことも多いと思いますが、
自分の閃き、今の組織の仕組みなどがどのように生まれているかを
分析してみると面白そうです。
試しに1日、新たな「知識が生まれた瞬間」に着目して過ごしてみませんか?