問題に立ち向かう動機を持つことに関して形式化します。
手順
詳しくは下記にまとめてあります。
http://tbpgr.hatenablog.com/entry/2017/05/24/080000
暗黙知を書き出す
問題に立ち向かう動機を持つことに関して形式化します。
- 娘がセミが嫌いで夏に外にでるだけで大騒ぎになる
- セミ嫌いを解決することを決心する
- 試行錯誤をして解決した
このエピソードは実話で、以下の記事の話です。
形式化可能な事例を抽出する
- 娘がセミが嫌いで夏に外にでるだけで大騒ぎになる
- セミ嫌いを解決することを決心する
の部分を抽象化します
抽出した事例を抽象化する
- ある難しい問題が発生する
- ある難しい問題を解決することを決心する
背景
解決困難な問題が存在する
問題
解決困難な問題があり、困難ゆえに解決せず放置する
要因
- 問題が解決されないことによる弊害を具体的に理解していない
- 問題の解決が可能であると思っていない
解法
問題の影響を理解し、解決可能であることを前提に考える。
行動
- その問題によって起こっている弊害を理解する
- 弊害が解消された未来との差異を理解する
- 問題が解決可能であると考える
- 問題解決に取り組むことを決心する
結果
問題の影響を具体的に理解し、解消された未来を具体的に理解することにより、
困難でも取り組む価値があることを把握し、取り組むことを決心できる。
抽象化した形式知を学習可能にする
- 問題によって起こる影響を具体的に書き出す
- 問題が改善された場合に起こる影響を具体的に書き出す
- 書き出した影響の差を理解する
- 決心する
- 解決するまで取り組む
- 振り返る
振り返りまで行うことで、成功体験として記憶されるのがポイントです。
2回目以降に問題に遭遇した場合に一連の思考が想起されやすくなるでしょう。
まとめ
セミの例で言えば、娘にとって夏の期間の人生の楽しさが大きく減る=人生の1/4の期間の質が下がる一大事です。
もちろん娘だけではなく、外出先で大騒ぎすることで家族も含めてストレスをためやすくなったり、
行動が制限されることも想定されます。
これは取り組む価値が大きいです。
実は取り組む価値が大きいはずのことも、その具体的な影響や変化した未来に対して鈍感だと放置しがちです。
また、今は特に価値を置いていないことも何か大きな夢や未来を持った途端に価値を持つこともあります。
欲言えばドリーム駆動、露骨にいえば欲望駆動で動機を用意するのもよさそうです。