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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

みかけたブログ記事を読むまでの心理。4つの要素のかけあわせからなる意思決定

人が何を思ってブログの記事を読むかどうか意思決定しているか?
私の場合は以下の4要素の組合わせで判断しています。

  1. 対象分野への関心
  2. 執筆者(執筆企業)への信頼
  3. 執筆者(執筆企業)への関心
  4. 先に閲覧した他者への信頼

なお、必要な情報を検索して探したときではなく、その情報が公開・拡散され、目にしたタイミングで読むかどうかに関する話です。

1. 対象分野への関心

その分野への関心が強い。より詳しく知りたい。記事のタイトルから該当分野に関する新たな情報を得られる可能性を感じている。そんな心理状態です。分野については、技術的な分野のこともあるし、人事の分野のこともあるし、ありがちな業務上の問題のこともあります。

2. 執筆者(執筆企業)への信頼

執筆者の過去のアウトプットもしくは直接の交流から執筆内容にあたりが多いと感じていて、一定関心がありそうな分野の記事ならまずは読んでみよう、という心理状態です。常に価値が高いと感じる記事を執筆する安定感のある執筆者の場合、まずは読んでみようという動機が高まりやすくなります。
例えば、自分は今人事をやっているので 中原先生の記事 を見かけたらまずは目を通してみるか、みたいな状態です。

3. 執筆者(執筆企業)への関心

執筆者が知人、友人であったり、インターネット上で一方的に認識していて、その人がどんな分野を取り扱っているか、その周辺でどのような事を考えているかなど人を軸に関心を持っている心理状態です。内容が既知であるか、有益であるかとは関係がなく読む動機が発生する状態です。
「おー、あの人すげぇがんばってるじゃん!」「あの人、今そんな感じのことやってるのか」みたいなやつ。

4. 先に閲覧した他者への信頼

自分が信頼をおいている人が該当記事を拡散している、引用している。それを見かけた際に「あの人が読んでいるなら読む価値があるのだろう」という心理状態です。1名だけでは、読む意思決定に至らなくても複数名が同じ記事を拡散していると読む意思決定に至る可能性があがる、というケースもあります。
また特定個人に限らない場合もこの分類に入り、はてなブックマークのブクマ数が多い、もしくは Twitter で大きく拡散されているなどの状況から読む価値がありそう、と判断することもあります。単に炎上でブクマ数や RT が伸びているケースもありますが、その場合は読みすすめて察したら途中で切り上げます。

4要素の掛け合わせ

各要素は単独で記事を読む動機が高まることもありますが、複合的なケースもあります。
例えば、すごく関心の強い分野でタイトルから新たな知見が得られる可能性が濃厚だった場合、それだけで読む意思決定に至ることもありますが、最初に分野への関心だけではその記事を読む意思決定をしなかった場合でも、身近な信頼できる人がその記事を読んで何かを得たような発言をしていたら読む動機が高まります。

まとめ

自分がどのようにブログ記事を読むかどうか判断しているかをまとめました。あくまで私の場合の考え方なので、他の方の考え方も気になるところです。