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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

御社は採用時に Work Sample Test(WST) をしていますか?

Work Sample Test(WST) という採用試験の方法を御存知でしょうか?
ここで、 WST について、体験も含めてまとめます。

Work Sample Test とは?

入社した場合に実際に担当するであろう業務にあたるテストを行うこと。
※ポジションによって、業務との近さを再現する難易度は変わるだろう

馬田さんの記事によると

非構造的面接の決定係数が 14% しかない
ワークサンプルテスト (29%)

となっています。

体験

私は現職の試験時に Work Sample Test を体験しています。

ペアプロで、お題をいただき試験担当者と一緒に業務中のペアプロと同様に会話をしながら2時間程度かけて開発をしました。
不明点に関して検索をしたり、仕様について相談をしたり、実際の業務のようにやりとりをしました。

類似制度

SmartHR さんの体験入社は似た要素がありますね。
※SmartHR さんと私は全く関わりがありません

まとめ

本物の業務に近いお題ということで、採用する側もされる側も納得度が高く、実際に活躍してもらえるかどうかについて他の試験手法よりも確度が高い Work Sample Test。

デメリットとしては、そのポジションが複雑で難しいものであればあるほど、実際の業務に近いテストを作成することが難しいという点と 1 人あたりの採用コストが大きく上がることでしょう。

ただ、逆に考えると問題を定型化しやすい領域の採用はコストがそこまでかからない。そして採用の重要度としても複雑な役割に比べて低い。
逆に採用コストが大きい役割の場合、採用の重要度も高いのでテストの実施にコストががかっても、ミスマッチした場合のリスクを考えるとペイしそうに感じました。

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