広木大地さんの「エンジニアリング組織論への招待」を読みました。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なぜ今まで読まなかったのだろう・・・というお気持ちが高まったため、
組織に関心を持つが、この本を読んでいない人への紹介を兼ねて感想をまとめることにします。
きっかけ
発売当初から何かと話題だったエンジニアリング組織論への招待。
ですよね。私、カイゼンジャーニーを読んだ段階でそっち系の本はしばらくいいかな、と思ってスルーしてたんですが、ゆのんさんきっかけで関心を持つことができてよかったです。
— てぃーびー【転職希望】 (@tbpgr) 2018年10月25日
登場した概念について深堀で調べたしたりして、時間がとんでゆく。
私は、同時期に話題になっていたカイゼン・ジャーニーを読んだため、
しばらく組織周りの本はいいかな、と思い読まないまま過ごしてきました。
そして、つい最近になって同じコミュニティ「Growthfaction」に属している ゆのんさん がエンジニアリング組織論への招待の著者である広木さんと Podcast をはじめることになったのをきっかけに「今まであまり関心をもっていなかったけど、広木さんめちゃくちゃいいこという人じゃん!これは本も読んだほうがよさそうだ」ということで購入することになりました。
"広木さんもエンジニアリングマネージャーを最高にクールな職であることを伝えたい、という同じ思いを持っていて、Podcastやろうかな、とボソッと言った。私はその言葉を聞き逃さなかった" / “Engineering Manage…” https://t.co/vdVvUZUa1v
— てぃーびー【転職希望】 (@tbpgr) 2018年10月2日
感想
大枠としては、
- エンジニアリングとは何かを実現すること
- 何かを実現するには「はじめ」と「おわり」がある
- 「はじめ」から「おわり」に至るまでの曖昧さを減らし、具体的で明快にしていくことがエンジニアリング
という話がベースになっています。
その曖昧さ = 不確実性はどのようなものが原因となり、どのような方法でその不確実性を減らしていくかということを要素として分解し、抽象から具体へと階段を降りつつ論拠・事例・メタファ・図解を用いてわかりやすく丁寧に説明しています。
ぜひ書籍を購入して読むといいと考えているので中身についてはあえてほぼ触れませんが、この本を読んだ後に見る所属組織に対する意識や仕事の捉え方は一変するのではないでしょうか。
仮に一変しないのであれば、
あなたはもともと組織論強者である
と思います。
物事の考え方、説明の仕方を学ぶ本としても有用に思います。
Togetter
勢いあまって、エンジニアリング組織論への招待の Togetter まとめを作りました。
他の人がこの本を読んでどのように感じているのだろう、というのを知りたい、ということがまとめを作った理由です。
ツイートの流量が減るまでの間、日次で更新しようと思います。