因果ループ図(Causal loop diagram)の作図法に関するメモです。
この記事は自分の作業メモで、既出情報です。特に新規性はありません。
記法
要素
文字で表す
因果関係
原因と結果を線で結ぶ。
因果関係は正の関係なら S(Same) または + を記載する。
負の関係なら O(Opposite) または - を記載する。
関係 | Xの増減 | Yの増減 |
---|---|---|
正の関係 | 増加 | 増加 |
正の関係 | 減少 | 減少 |
負の関係 | 減少 | 増加 |
負の関係 | 増加 | 減少 |
O(-)の数が偶数なら自己強化型ループ。
自己強化型ループの場合はループの中心に R を記載。
R = reinforcing.
O(-)の数が奇数ならバランス型ループ。
バランス型ループの場合はループの中心に B を記載。
B = Balancing.
遅延
2本の平行線で因果関係の線を横切るように書く
サンプル1
勉強会に行くほどやる気がでて、勉強会に行きたくなる人は、
どちらの関係も正の関係です。
全体としては自己強化型ループです。
サンプル2
自習するほど勉強会にいく気が出る人は、
勉強会にいくと自習する時間が減って勉強会にいく気が下がります。
全体としてはバランス型ループです。