個人的に公私共に Slack の分報を多様しているので、仕事の分報とコミュニティの分報についてまとめてみることにしました。
参考までに、今アクティブで活動しているもののみを対象にすると
- 本業
- 副業
- 分報仲間
- Growthfaction
- 登壇を応援する会
で分報を運用していて、だいたい自分で提案して導入してます。
分報とは?
分報は日報より短い間隔で、仲間が困っていることをリアルタイムで解決することを目的として作り出されました。
作成・運用方法は
- Slack で times_xxxx(xxxx はアカウント名など好きな名前) を作成する
- times_xxxx で「今やっていること」や「困っていること」をつぶやく
だけです。
雑に言うと Slack の Twitter 化 です。
副次的な効果として、
- 各自の考えていることを垂れ流してもらうことで、お互いの知識や考え方の交換となり、それが刺激となる
- リモートワーク時に不足しがちな雑談の代替的な役割を果たし、人の交流や暗黙知の交換が促進されやすい
- リモートワーク時に人の気配を感じやすい
などがあります。
詳しくは、分報を作り出したクラフトマンソフトウェアの suin さんの記事をご覧ください
仕事の分報
仕事の分報は以下のようなメリットが発生しやすいと考えられます。
- 仲間が困っていることをリアルタイムで解決すること
- 各自の考えていることを垂れ流してもらうことで、お互いの知識や考え方の交換となり、それが刺激となる
- リモートワーク時に不足しがちな雑談の代替的な役割を果たし、人の交流や暗黙知の交換が促進されやすい
- リモートワーク時に人の気配を感じやすい
コミュニティの分報
コミュニティの分報は以下のようなメリットが発生しやすいと考えられます。
- 各自が気兼ねなく発言することで、交流のきっかけを作ってもらうこと
- 悩んでいることをさらっと吐き出せる場となること
- 各自の考えていることを垂れ流してもらうことで、お互いの知識や考え方の交換となり、それが刺激となる
分報の問題
分報のメリットはあるものの、デメリットもあります。
基本的に分報での会話は業務やコミュニティの本筋とは関係のないものであり、あくまでオプション的な位置づけです。
しかし、参加者全員にその意思統一をして然るべき channel で発言をする、という状態を保つのがかなり難しいです。
典型例がすてにゃんさんの記事のパターンだと思います。
channel 運用の正常化については Slack 警察的な人が居て「この話は #xxxx channel に移動して続けよう」といってくれるようなアナログ対応と、全体の認識統一などアナログな対応ができる範囲でしょうか。
まとめ
分報を導入している組織もコミュニティもそこそこ増えているのではないかと思います。
メリットを享受しつつ、デメリットを解決したいところですが、まだまだ難しく感じています。
ただ、全体としてはメリットのほうが大きいと考えているため、運用は継続しています。