CKO(Chief Knowledge Officer)の必要性についてまとめる。
CKOは以下の2点より必要性が大きいと考えられる。
- 企業活動としての必要性
- 時代背景からの必要性
企業活動としての必要性
知識創造は企業の利益の源泉であり、競争力の源泉である。
- 商品を生み出すこと
- 商品を効率的につくること
それらの知識こそが利益を生み出している。
それはトヨタ流でいうところの 設計情報 であり、
それを生み出すのはトヨタ開発方式(TDS)である。
これを元に開発をする生産部門はトヨタ流でいうところの 転写 であり、
それをするのはトヨタ生産方式(TPS)である。
この知識を生み出す優秀な人財で構成されるチームが新たな知識をもとにした製品、開発手法を生み出す。
その設計情報を元に生産部門が効率よく生産したり、新たな価値を実現する。
その際に知識が生み出されやすい組織作りをしたり、
生み出された知識が広い範囲で有効活用されるようにしたり、
各種活動を改善するための情報が得られやすいようにしたり、
そういった知識創造・知識共有を組織として仕組み化していくことは重要である。
時代背景からの必要性
AI等の発達により、定型的な仕事ほど人の手を必要としなくなっています。
今後は人にしかできない創造性や共感性を発揮できるような仕事以外は少しずつ減っていくことが予想されます。
その為、
- 創造的な知識をどのように生み出すか?
- 創造した知識をどのようにいかし、どれだけ効率よく広く共有できるか?
ということが重要になります。