「アテンション-注目で人を動かす7つの新戦略」という書籍を読みました。
注目 というとマーケティングが思い浮かびますが、マーケ系の方以外に
- 自分の実績を認めてもらうために注目の力を理解しておく
- 注目は記憶と密接に関わるため学習と記憶に関する理解を深めたい
などの目的を持つ方にとっても興味深い書籍だと思います。
- 作者: ベン・パー,小林弘人,依田卓巳、依田光江、茂木靖枝
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本
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注目の3段階
注目には
- 即時
- 短期
- 長期
の三段階がある、とされています。 それぞれ
とひもづきます。
アテンションでは、これらの注目をあつめるために有効な7つのトリガーをまとめています。
7つのトリガー
アテンションでは注目をあつめるために必要な7つのトリガーを紹介しています。
このあたりの内容を読んでいたときにしたツイートが以下です。
他と明らかに違うものは記憶しやすい。フォン・レストルフ効果。
— てぃーびー (@tbpgr) 2017年1月8日
・C
・C++
・C♯
・👺Brainf*ck👺
プライミング効果。先行する刺激が後続する刺激に良くも悪くも影響を与えること。ピザx10のあとに膝と言ってしまう例とか。
— てぃーびー (@tbpgr) 2017年1月8日
先に t_wada さんの画像をみせておけば開発者がテストを意識しやすくなる、などの活用例が予想されます(されない)
フレーミング効果。
— てぃーびー (@tbpgr) 2017年1月8日
ある選択肢は絶対的な評価ではなく、各個人の相対的評価で比較される。
・バグっている
・バグっていないことはない
だと後者のほうがバグってない風に聞こえるのかな?
後者みたいなやりとりで偉い人を煙に巻くのが上手いビジネスマンがいたのを思い出したので。
バンドワゴン効果。多くの人に支持されているものが良いものと思われやすい効果。
— てぃーびー (@tbpgr) 2017年1月11日
さくらを使うのも効果を期待してか。
さくらは嫌な例だけど、逆に言うと本当はにぎわっているのにその事実が外に見えていないとバンドワゴン効果を得られたはずの機会を損失していることになるのかな。
アンダードッグ効果。バンドワゴン効果とは反対に敗者や苦労している人を応援したくなる効果。アンダードッグ=負け犬。
— てぃーびー (@tbpgr) 2017年1月11日
電波少年の「崖っぷちタレント」系の企画とか、これだったのかな。
何かを中断した状態にしておくと集中力が継続したり、その対象に対する記憶力が増す。
— てぃーびー (@tbpgr) 2017年1月12日
完了した瞬間に対象に対する記憶力が弱まったりする。
ゼイガルニク効果。
ゼイガルニクはソビエト連邦の心理学者の名前。
ソ連といえばザンギエフ。
そうそう、ストリートファイターZEROのとき文字数 pic.twitter.com/h3UUuiMtZr
その他、各トリガーの詳細が気になる方は書籍をどうぞ。
まとめ
素晴らしいプロダクトを作った。
素晴らしい実力を持っている。
それだけで必ず成果物の水準通りの評価を得られるとは限りません。
そこで注目に関する理解が深いかどうかで結果は変わりそうですね。
え?大した成果もないので注目だけ集めてもしかたない?
奇遇ですね(ここで文章が途切れている)