夢、ありますか?
私はけっこうな年齢のおっさんですが、未だに夢というものを持っていません。
そんな話をしていたところ、友人から書籍「ザ・コーチ」を紹介してもらいました。
- 作者: 谷口貴彦
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2009/12/10
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 223回
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経緯
年始に1年の目標について考えた際に目的と目標について理解しなおしました。
そこで記事のオチに
そういや目的が決まってない
と書いたわけですが、 冗談じゃなくて切実に目的が決まってない のです。
そう、「夢」というやつ。
小学生、中学生時代に夢について書く場合「 水泳のコーチ 」って書いてました。
別になりたかったわけじゃなくて、単にずっと水泳を続けていて何か書く際にそれ以外思いつかなかっただけでした。
水泳自体も目的、目標があったわけではなく単に続けていただけでした。
そういった姿勢もあって長年続けた割には大した選手にもならずに高校で水泳を卒業します。
その後、ゲームに熱中するものの明確な夢・目的があるわけでもないが、
没頭力・熱中力みたいなものはけっこうあるので目指すものがない割にはそこそこ上達しました。
最近もプログラミングとそこに関わるあれこれに没頭中です。
じゃあ、 そんな私が明確な夢・目標を持ったらどうなる だろう?
修行をしたフリーザがゴールデン・フリーザに変身する、とまではいかないもののけっこう良くなるんじゃないだろうか?
3児の娘を持つ父としても「パパは夢がないよ」というのも残念な話です。
会社では私がかなり深く関与して2人の新しいメンバーを採用しました。
さらに近くに「夢、目的、目標の達人」とも言えるような友人もできました。
いままでになく刺激をもらっています。
こんな流れもあり、「夢、目的、目標」について 過去最大のモチベーション を得ることになりました。
ザ・コーチ 要約
仕事、目標などに頭を悩ませる営業マン 星野雅彦。
そんな主人公が偶然であった老紳士 大蔵秀雄 から「目標の達人」になる方法についてヒントを貰い、
考え、行動し、そして・・・
というようなストーリー仕立てでテンポよく読み進められる内容になっています。
ストーリーの詳細は読んでのお楽しみということで。
以下に、ストーリーとは別にキーとなる要素を抜粋して紹介します。
「夢、ゴール、ビジョン、目的、目標」
将来実現させたいと思っている夢。
成し遂げようと目指す事柄である目的。
目的を達成する行動指標となるゴール。
目的やゴールを達成した時の姿を思い浮かべるビジョン。
ゴールよりも詳細な内容で行動指標となる目標。
目的、ゴール、ツリーは以下の様な構成になっています。
夢を実現するゴール。そのゴールの先にある目的。
目的、ゴールを達成した時のビジョンをありありと思い描くことで
夢に向かうモチベーションを高める。
ゴールをその中継点である小さな多くの目標に分割することで、
小さな達成を積み重ねてモチベーションを継続しながら目的の実現へと少しずつ登りつめていきます。
「夢、ゴール、ビジョン、目的、目標」 の例
例えば、憧れの同級生と結婚したいという目的があるとします。
その同級生は二人でマンガ家、声優という夢を叶え、
マンガをアニメ化し、そのアニメに声優として共演することで結婚するという約束をします。
結婚した後のビジョンを想像してモチベーションを高めます。
アニメ化を勝ち取る過程で様々なゴールを通ります。
コミック化。
週刊マンガ雑誌の連載獲得。
各ゴールを達成したことによるビジョン自体で継続的にモチベーションを高めます。
さらにより具体的な目標として、
- N分以内にキャラクターを書き上げる、など具体的な値を決めて絵を書くスピードを上げる
- よりシナリオを作るために1日にN冊の名作を読む
などを行います。
ドリームリスト100
死ぬまでに叶えたい夢を100個書き出します。
それを毎日眺めていると、なんとしても達成したいものが明確になります。
それらをゴールとして目的と目標を決めて行動にうつしていけばいいわけです。
※さらっと簡単に書いてありましたが、この部分がけっこう難しいですよね
「知識、能力、ツール」
ゴールを達成するために必要になる「知識、能力、ツール」を考えることで、
必要な要素をリストアップすることができます。
「知識、能力、ツール」の例
マンガの例でいうと
知識
- 人物を描くための知識
- 背景を描くための知識
- 読者に求められるマンガに関する知識
- 色彩の知識
能力
- マンガ用のペンを使いこなす能力
- よいシナリオを考える想像力
- アシスタントとのコミュニケーション能力
ツール
- マンガを書く際に必要となるペン、インク、トーンなど
- 資料を探す際に利用するインターネットの検索エンジン
- 競い合うライバル
「夢、ゴール、ビジョン、目的、目標」 のベネフィット
「夢、ゴール、ビジョン、目的、目標」に挑むことで様々なベネフィットがあります。
- 共感や、尊敬により協力者が増える
- 知識が増える
- 決断力がつく
など。
「夢、ゴール、ビジョン、目的、目標」を理解し、計画し、実行していく事自体が
その達成を後押しするサイクルを生み出します。
「夢、ゴール、ビジョン、目的、目標」 へのブレーキ
「夢、ゴール、ビジョン、目的、目標」を阻害する障壁があります。
- 他者からの批判
- 無知
- 変化への恐れ
など。
目標のたて方
人間はひとそれぞれ異なります。
- 自分にあった言葉
- 自分にあった目標
- 自分にあった期間設定
で目標をたてます。
まとめ
ザ・ゴールはこれらの内容をストーリー仕立てでサクサク読み進める事ができる構成でありつつも
要所で図解を挟み非常に分かりやすい内容になっています。
この記事で説明した内容は一部に過ぎませんので、興味を持った方はぜひ読んでみることをおすすめします。
- 作者: 谷口貴彦
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2009/12/10
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