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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

大きめの施策を行う際にパターンカタログのフォーマットで導入判断を支援する

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日々の業務のワークフローの変更を伴うような大きめの施策を行う際に、
パターンカタログのフォーマットで導入判断を支援するようにすることで
意思決定が円滑にしたり、導入の背景の共有する試みを導入しはじめました。

パターンテンプレート

Learning Patterns , Presentation Patterns などで利用されている
パターンのテンプレートを流用させていただくことにしました。

-- Memo
Context どのような状況を前提としているか
Problem 解決すべき問題(抽象的)
Forces 解決すべき問題の要因(具体的)
Solution 解決索(抽象的)
Actions 解決のための行動(具体的)
Consequence 結果。ポジティブな結果とネガティブな副次効果を書く

を元にします。

以下は、 Creative Shift で提供されているテンプレートです。

Pattern Writing Sheet (PDF)

コストベネフィット

導入判断や優先度付のためにコストベネフィットを記録する項目も追加します

ベネフィット

コスト

情報共有の例

Context

情報共有に関するガイドライン、仕組みが一切ない

Problem

以下の二種類の情報が暗黙化されている。

  • 手順など必須の情報
  • 各個人のノウハウなど必須ではないが、あると新たな価値を生み出す可能性がある情報

Forces

  • 情報共有の必要性が共有できていない
  • 情報共有のガイドラインが確立されていない
  • 情報共有のワークフローが確立されていない
  • 情報共有をする文化がない
  • 情報共有を支援するツールがない
  • 情報共有を推進する人物がいない

Solution

情報共有を行う下地をつくり、情報共有を行う文化を定着させる

Actions

  • 情報共有の有無による pros and cons を整理して必要性を共有する
  • 組織としてどこまで情報共有するかをガイドライン化する
  • 必須情報は情報共有をワークフローに組み込む
  • 任意の情報を気軽に残せる文化をつくる
  • 情報共有を支援するツールを導入する
  • 情報共有の推進役を決める

Consequence

ポジティブな結果

必須情報が共有、可視化されることで日々の業務に必要な情報を円滑に活用できて生産性が向上する。
任意の情報が共有、可視化されることで各自の生産性があがったり、
閃きが発生してビジネスに新たな価値が付与されたりする。

ネガティブな副次効果

情報を残すコストが必要になる。

コストベネフィット

ベネフィット

コスト

おまけ

私が金曜日にお手伝いしている会社でも同様のフォーマットを活用しています

参照資料