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マサカリ度とマサカリ耐性のマトリクス

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IT界隈でよくみかける強い批判の言葉=マサカリ。
ここでは、受け手の耐性も含めてマトリクスにして考えてみることにします。

マサカリとは?

多数の解釈があるようですが、主流の解釈としては

「かなり強い言葉での批判的コメント」

だと思います。
この記事についてはこの定義で話をすすめます。

詳細としては、こちらの記事がとてもわかりやすいです。

マサカリ度とは?

非難ではなく、批判については特に問題のない行為だと思います。
「誤っている可能性がある内容に対して、その可能性を問う」ということなので、誤りに気づかせてもらえます。

批判についてネガティブなイメージを持っているケースは、おそらく非難との混同だと思うので、以下の記事などをご覧ください。

そして、マサカリの話で問題になるのは「言葉の強さ」だと思います。
そこで、言葉の強さを「マサカリ度」として考えています。

マサカリ耐性

特に強さのないちょっとした指摘でも心が折れる
逆に、やたらと強い言葉での批判や、なんなら非難でも全く心が折れない。
言葉の強さに対する耐性は人それぞれです。

この言葉に対する耐性をマサカリ耐性とします。

マサカリ度とマサカリ耐性マトリクス

マサカリ度/マサカリ耐性
低(ふんわり) 折れない 折れない 折れない
中(ふつう) 折れる 折れない 折れない
高(強い) 折れる 折れる 折れない

まとめ

ふつうの言い方でも折れてしまうケースに関しては受け手側が指摘に慣れていないという問題ですね。
過去どのような環境で過ごしたか、そこに至るまでどれだけ恵まれた環境だったかに依存する部分が多く、とくに非難するような場所でもないと思います。
社会にでるまでに議論の場を多く経験するような人は慣れているケースが多いでしょうし、そういった機会がなかった人の中にはそもそも誤りを指摘されること自体が苦手な人もいると思います。
その解決法自体はこの記事では扱いませんが、こういう方はいると思います。

また、言葉が強すぎることによって耐性が低いか普通の人が折れてしまうケースは、言葉を発する側の言葉遣いで軽減できそうです。
実際に言葉遣いを変えるかどうかは、言葉をかけるほうが何を思ってかけているかによるとは思います。
相手が誤りを理解してなおすことを意図して声をかけるのであれば、折れないような言い方をする動機があるでしょうし、異なるのなら強いままかもしれません。

マサカリに関する話題は上記のマトリクスの色んな部分が別々に語られているように思ったので、言語化・図化してみました。

参考資料