概要
過去の育成経験から見る ルフィくらい伸びた子・ダルシムくらい伸びた子・ベラボーマンくらい伸びた子
対象読者
システム開発関係者
レベル感
はい、 適当です 。
経緯
最近人に物事を教える機会が増えてきたので、
過去、人に何かを教えた際に どのような子がどの程度伸びたか をまとめます。
直近は システム開発関連 のことを教えることが多いので、その周辺が主になりますが、
その他のことを教えた経験も含めます。
個人の経験範囲での情報整理であり、万人に通じる分類とは考えていません。
ルフィクラス
育つと サボ らない エース クラスになる人
特徴
- はじめから自発的に学ぶ習慣がある
- アドバイスされたことをできるようになるのは当然
- アドバイスを元に、類似ケースへの発想を広げることができる
- 具体的で的確な質問ができる
- 定期的に質問に来る
- しばらくすると、こちらが一方的に教えるのではなく相互に向上し合えるレベルになる。
- 素直
- 想像力豊か
- 教える側が行っていることを観察し、質問する
- それってどうやってるんですか?
- それってどんな意味があるんですか?
育成例
M くん
30代で営業からシステム開発へ。
はじめは一切プログラムを触ったことがなかった。
1 年目でWebシステムの設計、開発、テスト周りを一人で問題なくこなせるレベルへ。
2 年目でリーダー職へ。
3 年目でアーキテクトへ。
ダルシムクラス
育つとある程度の戦力になるが、自走はできないの ダッタ。 サリ とて, 本人が悪いわけではなく指導側が悪いことが多々ある。
特徴
- 指導当初は学習する習慣がないが、刺激すれば自発的に学習しだす
- アドバイスされたことを身に付ける努力をする
- たまに質問してくる
- 概ね素直
- 調子の波が大きい
育成例
D くん
はじめは最低限のことをひと通りこなす程度。
頭ごなしに叱りつけるタイプに指導されていたころは、ヘソを曲げて学習せず
実力が停滞していたが、指導者が丁寧に接するタイプに変わったら急に伸び出した。
教えていないことを編み出すことは少ないが、教えたことはこなせるようになってくる。
最終的には、突出した能力ではないものの自発的に学習しない人とは雲泥の差がついた。
ベラボーマンクラス
いくら育成しても育成コスト > 成果物 から脱出できない人。
どこかで見切りをつけたいタイプ。
企業であれば、そもそも採用した段階で失敗。
金銭に換算したら、きっと ベラボーに赤字 だろう。
特徴
- 学習が継続しない
- 言い訳の理由を探す能力が非常に優秀
- 自分を卑下するが、その状態を改善するための行動はしない
- 理想やべき論を語るが行動はしない
- 負の影響を広げようとする
育成例
A くん
「自分クソですから」が口癖。
見事なまでの3日坊主。
求めるのは、「考え方」よりも「答え」そのものであるためいつまでも考え方が身につかない。
まとめ
ルフィ型は環境のせいで伸び悩んでいるケースがあるものの、 ちょっとしたきっかけで軌道に乗る し、
多分こちらが刺激を与えなくても 最終的には自分で解決して伸びるタイプ 。
ベラボーマン型は手をかけても育たないので、どの時点で 手をかける比率 を下げるか
決断する点を気にする程度。
実は注目しているのはダルシム型。
最初は自発的な学習をしないため、能力が低め。
しかし、 うまくきっかけを与えると自発的に学習しだす 。
逆に きっかけ作りに失敗すると理由をつけて学習しなくなる タイプ。
この層に、いかに刺激を与えるかが教える側の手腕を問われる気がしてます。