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Organization Development Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

ClamAVでウイルスを検出した際に任意のアクションを実行する

ClamAVでウイルスを検出した際に任意のアクションを実行します

ウイルス検出時のアクション

clamdscan 実行時や on access scan の実行時にウイルスを検出した場合に
clamd.conf の VirusEvent に任意のコマンドを指定しておくことで、ウイルス検出時のアクションを設定することができます。

この際に %v を使うとウイルス名に置換されます。 また、以下の環境変数を利用可能です。

変数名 内容
$CLAM_VIRUSEVENT_FILENAME 検出ファイル名
$CLAM_VIRUSEVENT_VIRUSNAME 検出ウイルス名

試行

テスト用のウイルスファイル(EICARテストファイル)を作成し動作を確認します。

echo でウイルス名とウイルスファイル名を出力してみます。

  • clamd.conf
VirusEvent /bin/echo VirusName: %v, VirusFile: $CLAM_VIRUSEVENT_FILENAME > /home/some_user/test_virus_event.log
  • ウイルスファイル(EICARテストファイル)をcatして on access scan を走らせます

  • ログの確認

VirusEvent が動いたことを確認します

$ cat test_virus_event.log
VirusName: Eicar-Test-Signature, VirusFile: /home/some_user/xxxx.com