Javaプログラマーが学ぶRuby基礎／Rubyの繰り返し／その3

概要

Rubyの繰り返しについて〜その3。
今回もその2同様Javaには全くない概念。

times

下記の構文で処理を一定回数繰り返すことが出来ます。

数値オブジェクト.times{|ループごとの数値|
	処理内容
}

Javaでいうところの

for (i=0;i<n;i++) {
	処理内容
}

サンプルコード

months = 12
months.times{|month|print "#{month+1}月"}

出力

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

upto

下記の構文で数値from〜to分の処理を繰り返す（カウントアップ）ことが出来ます。

数値オブジェクトfrom.upto(数値オブジェクトto){|カウントアップごとの数値|
	処理内容
}

サンプルコード

1.upto(5){|count| p "count = #{count}"}

出力

"count = 1"
"count = 2"
"count = 3"
"count = 4"
"count = 5"

downto

下記の構文で数値start〜last分の処理を繰り返す（カウントダウン）ことが出来ます。

数値オブジェクトstart.upto(数値オブジェクトlast){|カウントダウンごとの数値|
	処理内容
}

サンプルコード

5.downto(1){|count| p "count = #{count}"}

出力

"count = 5"
"count = 4"
"count = 3"
"count = 2"
"count = 1"

step

下記の構文で数値start〜last分の処理を繰り返す（カウントダウン）ことが出来ます。

数値オブジェクトstart.step(数値オブジェクトlast,数値オブジェクトstep){|ループごとの数値|
	処理内容
}

サンプルコード

0.step(1,0.25){|count| p "count = #{count}"}

出力

"count = 0.0"
"count = 0.25"
"count = 0.5"
"count = 0.75"
"count = 1.0"