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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

理想・現実・奇々解々

何か問題があったとする。
真因分析を元に理想解をみつけたとする。
では、いつも真因を解決する理想解をもとにものごとを解決すればいいかというと、そうでもない。

問題が発生する場において、何らかの制約が存在することがよくある。
予算の制約、人材の制約、期間の制約、etc。

そうなると、理想解ではなく現実解の数々から最も実益の大きいと予想されるものを選ぶことになる。
制約が大きければ大きいほど現実解の実益は小さくなる。
制約の根が深ければ深いほど制約の存在は継続する。
組織にとっても、個人にとっても小さな実益のための現実解を取り続けなければならない状態とはどのようなものか?

組織の存続が危うい状態

個人が大きな経験を得にくく、成長しにくい状態

ということになりそうだ。

世の中をうまく渡っていくには、いかにうまく現実を元に予測し、好ましい現実解を選ぶか?
そこが大切そうな気がします。
私は好ましい現実解を選ぶのが下手なので歯切れが悪いのですが。

そして、好ましい現実解を選ぶ能力を高めるには「現実を元に結果を予測すること」をしながら、
数多くの物事に挑戦していくことのように感じます。
また、現実解は制約に依存し、制約を把握するにはコンテキストに関る情報を十分に知っている必要がありそうで、
必要な情報を得ること、必要な情報を得るために行っておくこと。これらをやっておく必要がありそうです。

補足

奇々「解々」は意図的です。 誤字が多い私なので、誤解されるかもと思いまして補足です。

関連情報

問題解決の距離と難易度

問題解決には起こった問題にそのまま対処する対症療法と
真因を解決する原因療法があります。
真因までの道のりが複数ある場合、真因以外の途中にあるものに対する対応は
すべて対症療法とします。
この真因にたどり着くまでのステップを「距離」と考えます。

問題の原因と結果は、その結果を確認できるまでの時間は様々です。
問題に対する対応をすると、結果を即確認できるものもあれば、
1年以上しないと確認できないものもあります。
この結果にたどり着くまでの時間も「距離」と考えます。

この「距離」について考えてみましょう。

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