プロゲーマーのウメハラこと梅原大吾さんをご存知でしょうか? 彼は、格闘ゲームのプロゲーマーです。
そんな彼は、格闘ゲーム以外に言語化能力やトークスキルでも時折注目を集めます。 直近ではこのやりとりが話題になっていました。
一方、私は先日大規模なカンファレンスでの登壇の機会をいただいたり、業務でも全社員の前で発表をする機会があったのですが、どちらも緊張でおぼつかない状態だったりと「トークスキル」に難があります。そういった背景もあり、評判のウメハラさんのトークスキルとは具体的にはどのようなものなのか、を調べたくなりました。
やったこと
ウメハラさんが話している動画を毎日1個,7日間視聴しました。 そして、話し方の特徴、テクニックを言えそうな部分を記録していきました。
ウメハラさんが活用しているトークスキル
観察の結果確認できたウメハラさんのトークスキルを5つまとめます。
1 大事なことを繰り返す
話題の中で鍵になる重要なメッセージを2回、3回と繰り返し伝えます。 言い回しはほぼ同じこともあれば、微妙に変えていくこともあります。 大事なことは繰り返すことでより強く、確実に伝わりやすくなります。
例として「言葉は音である」ということを繰り返している場面。
2 例え話で理解を促す
理解は具体例によって促される側面があります。 ウメハラさんはなにかの理解を促すときに、例え話を多用します。
例として喋り方のアンチパターンの例を実演している場面。
3 言葉の意味合いと同じ伝え方をする
程度を表す言葉などを使う場合に、その意味と同じような強調表現をします。
例として「まったく」と繰り返し強調して発言している場面。
4 感情を伴う情報を伝える場合にセリフにする
これは一見わかりにくいですが、例えば「すごい人と思ってもらうための条件」について話す場面が以下にあるのですが、この場合に
自分の悪いところを受け入れられることは、すごい人と思ってもらうための条件だと思っている
というような伝え方もありますが、ウメハラさんは「あの人すごいな」「あの人秀でてるな」という内容をセリフベースで伝えています。 このほうが関係者の心情・心理として伝わりやすくなります。
5 リズムを作る
発言内容にリズムを持たせることで聞き心地を良くしています。
例として「・・・あるじゃん」「・・・そうじゃん」のリズム。
まとめ
ウメハラさんのトークスキルについて7つの動画の観察から見て取れたものをまとめました。
私自信がトークスキルが高くはないので、観察時の観点自体が不足して見逃しているノウハウもありそうです。