以前、セルフマネジメントに必要な要素をリストアップして記事にしました。
今回はその記事の個別要素の掘り下げとして ふりかえり を取り上げます。
記事を書き上げるたびに元記事からもリンクしていきます。
なお、ふりかえりはチームで行うものと、自分で行うものがあると思います。
この記事ではセルフマネジメントがテーマのため、後者(自分で行うもの)を対象とします。
ふりかえり
個人のふりかえりは、一度立ち止まり過去の任意の行動についてふりかえり、そこから横展開できる良い点の影響を広げたり、問題点を見つけて解消したりすることによって個人のパフォーマンスを高めていくための活動です。
個人のふりかえり方法の例
ふりかえりの手法はたくさんあります。ここではその1例として 経験学習 ・ 構造化デブリーフィング からヒントを得たふりかえりの実施方法を説明します。
大きな流れとしては、
- 何かをやってみる
- ふりかえりのタイミングを用意する
- プラスの拡大 と マイナスの解消 を選択する
- プラスの拡大は、よかった点について汎用的な知識に概念化したり、横展開可能なしくみにすることで適用範囲を広げる
- マイナスの解消は、問題があった点について原因を特定し、改善することで問題による目詰まりを解消する
という感じです。
まとめ
セルフマネジメントに必要となるスキルの一つとしてふりかえりを紹介しました。
プラスの拡大、マイナスの解消を継続的にできていると
- プラスの拡大
- 概念化した知識でより広い範囲で成果を出しやすくなる
- 概念化の経験値が高まり、物事を概念化して捉えるのがうまくなっていく
- マイナスの解消
- 目詰まりを解消することで周辺の仕事が円滑になる
- 問題解決の経験値が高まり、問題を解決するのがうまくなっていく
などの恩恵が得られます。結果的に同じような取り組みをしていても、自分自身の成長速度が高まっていくことになります。