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Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

2020年エンジニア採用活動ふりかえり-改善の構造編

自称 Recruiting Operations のてぃーびーです。
2019年7月にWebエンジニアから人事に転身。そして2020年もそろそろ終わりです。
そこで2020年にエンジニア採用担当としてどのような取り組みをしてきたかをふりかえります。
なお、活動をふりかえったら想像以上に活動量が多かったため、

  1. 公開済み - 採用活動編
  2. 公開済み - 採用広報編
  3. 今回 - 改善の構造編

の3部作でお送りします。
今回は 改善の構造編 です。

改善の構造

すでに公開されている以下の2つですが、その根底には今回説明する改善の構造が関わっています。

  1. 公開済み - 採用活動編
  2. 公開済み - 採用広報編

改善の全体像については以下のように捉えています。

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各要素について説明していきます。

課題発見のドライバー - 知識強化からの改善

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様々な知識の増加は新たな課題発見の確率を高めます。
そしてそのための知識は、書籍、Web、他社の採用関係者との交流によって増やしています。
他社の方々との交流はこの改善サイクル全体や、学習の中で他社の方にも貢献できる知識を蓄えているからこそ、継続して交流して頂ける場を維持できる側面もあると思います。幸いにも、非常に優秀で多様な他社の方々と交流する機会に恵まれていて、これはちょっと特殊な優位性を得ているように感じています。

読んだ書籍は以下のようなものが一例です。

採用活動の足しになる書籍は採用文脈の本だけとは限らないので、実際は多様な領域の多様な本がヒントになっています。心理学、行動経済学、文章作法など。 また、社外との情報交換については

などから情報を得ています。

課題発見のドライバー - ふりかえりからの改善

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採用定例によるふりかえりや、個人のふりかえりの過程で課題に気づくことがあります。
こういったふりかえりを頻繁におこなっていると、個別の取り組みの過程で将来起こりうる物事の可能性に気づける範囲が広がる面もあり、次の展開を加味した改善対応を折り込みながら個別の業務に取り組むことができるケースもあります。例えば、今始めて担当したこの業務は単発か、今後も発生するか?今後も発生する場合は定型範囲はあるか?あれば手順書に落とし込み、課題管理のタスクテンプレートに組み込む、などのような対応をします。

優先順をつけて取り組む

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場当たり的に発見した課題を手当り次第着手するのではなく、優先順に応じて実施していっています。ただ、 GTDの2分ルール っぽい考え方もあり、優先順の判断をしているくらいなら解決してしまったほうが早いものは、即解決しています。

もう一つ重要な点としては課題管理を確実にしていることです。人の記憶はあやふやで、時間が立つと忘れたり記憶が曲がってしまうことはありがちです。そのため、対応が必要な課題は課題管理して記憶に頼らないで済むようにしています。なんかよくないのでそのうちなんとかしよう、と思ったものはたいてい対応されないままになります。

まとめ

ポイントは、気が向いたときだけ上記のような要素を実施しているのではなく、欠かさず継続しておこなっていることなのだろうなと思います。改善を積み重ねれば、当然長期的な成果は上向いてくるわけです。

社内、社外ともに人事未経験の状態からどのように成果がでるまでの取り組みをしてきたのか、と聞かれることはあり、それへの回答も兼ねて今回のシリーズをまとめてみました。まとめてみると非常にシンプルではあるのですが、実際やってきたのはこんな感じの活動でした。エンジニア採用に苦戦している方々の参考になれば幸いです。