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第4回 転職透明化らぼ-技術ブランディング編 イベントレポート

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2019/11/22 に「第4回 転職透明化らぼ-技術ブランディング編」を実施しました。

rtlabo.connpass.com

転職透明化らぼ とは?

「転職透明化らぼ」は、転職活動における企業と個人の情報差を埋めることで、求人企業はよりよい人材とマッチしやすくなり、求職者は自身にとってよりよい企業とマッチしやすくなることを目的としたイベントです。

詳細は下記にあります。

rtlabo.connpass.com

イベントレポート

スポンサー

各社スポンサーありがとうございます。

フードスポンサー - 株式会社うるる 様

スポンサーLTタイトル 「採用担当者視点からの技術ブランディングへの期待」

技術要素が並べてあるだけだと、判断材料が足りないという話は前回のレジュメチェック編にも通じますね。

ドリンクスポンサー - 株式会社ゆめみ 様

スポンサーLTタイトル 「技術ブランディングについて〜SNSは履歴書になる〜」

ちょっと記事で話題に出すのをためらうぶっちゃけた話も含めつつ、場をわかせてくださいました。
採用マーケティングの目標を定め、インセンティブを用意し、戦略的に行っていて、またそれを行えるタレントが揃った組織、ということが伝わってきました。
無職やめ太郎さん、いったい何者なんだぜ?

会場スポンサー - 株式会社プレイド様

スポンサーLTタイトル 「スタートアップの採用現場から見た技術ブランディングの価値と限界」

いつもモデレーターをお願いしているガミさんがプレイド代表として発表。
「特定の技術にフォーカスした採用には、その技術の企業内での活用状況の変化したときにどうするの?」という現実に起こり得る話題への反応が多かったように思います。

登壇

ゆうこりんからメディア目線の技術ブランディング
飯田さんから企業目線の技術ブランディング
mottox2さんから個人目線の技術ブランディング
ということで、三者三様でバランスのよい発表内容になったのではないかと思います。

株式会社翔泳社 CodeZine編集部 副編集長 近藤 佑子 様

登壇タイトル - 「メディアから見た技術ブランディングに効くコンテンツ 〜個人編・企業編〜」

メディアの編集者という立場から広い視点で「技術ブランディング」というトピックに関わっているゆうこりんならではのプレゼンでした。
冒頭に「ゆうこりんとよんでください。せーの!」

というコールアンドレスポンスを活用した会場を巻き込んだ上でのスライドの納得感作りはさすがです。

ブランディングというと、やや作為っぽい雰囲気を感じて抵抗がある方もいるかもしれません。
しかし、あくまで「自分たち自身がいいなと思っている取り組み」「自分たちが貢献したいと感じているコミュニティへの貢献」などを発信することが大事、というところについても納得です。

メディアからみた登壇して欲しいと思うエンジニアのアウトプットの話も私自身心あたりがあります。

  • Twitter
  • ブログ
  • 技術同人誌
  • 雑誌・メディアの寄稿
  • 商業書籍

などが例としてありました。
私は少し前に CodeIQ の出題者をしていました。
全く無名の私が出題者として声をかけられたのは「ブログ」のアウトプットがあったからです。
結果として、 CodeIQ の出題者をすることになり、 CodeIQ MAGAZINE の記事を寄稿する経験をしました。
さらに Growhthfaction での技術同人誌の執筆を行い

  • Twitter
  • ブログ
  • 技術同人誌
  • 雑誌・メディアの寄稿
  • + CodeIQ での出題経験

の材料が揃いました。
すると、 Forkwell さんからの取材依頼をいただくことになりました。

tbpgr.hatenablog.com

おそらくこの取材記事自体も、また別の機会への種になるのでしょう。
という感じで、個人の経験からも納得感のある発表でした。

株式会社クラウドワークス 執行役員 飯田 意己 様

登壇タイトル - 「技術ブランディングやっていきの会社が考えるフェーズ別戦略」

企業側からみた技術ブランディングについて語っていただきました。
出だしから、企業目線ということで「株主へのアピール」という技術ブランディングの目的の一つへの会場の反応がありました。
具合的な技術ブランディングの How については、実際に一つ一つ取り組んでいる企業ならぶつかりがちな要素がポンポンとでてきましたね。
一人に属人化しがちとか、受信側との認識ギャップとか、どこをブランディングすべきかとか。

例えば、私も今人事として開発部の採用に関わっていますが、求人に対して

  • 開発部が求める人物像の明確化
  • Job Description で業務を明確化
  • ペルソナの作成でターゲットを大枠で明確化
  • 社員が実際に会社に感じている EVP を明確化し、その EVP の中でペルソナのどこに訴求するかを選択

というような感じで「どこをブランディングすべきか?」を会社視点、求職者視点の双方からマッチさせようとしています。

フリーランス mottox2 様

登壇タイトル - 「プレイヤー目線の技術ブランディング

フリーランスの立場から個人の技術ブランディングについて語ってもらいました。
技術ブランディングといえば、ブログ。ブログといえばカックさん。ということで、カックさんのブログ塾の OB でもある mottox2 さんということもあり、会場にも複数いたカックさん塾生からの反応がでていました。

mottox2.com

脱線しましたが、 mottox2 さんが大枠で伝えたいことは

  • すべての人に知られる必要はない
  • まずは、個人の活動を発信すること

という内容でした。
「すべての人に知られる必要はない」の部分は、いわゆる「ポジションをとる」という話だと思います。
これはある種、個人がどこまで自分という商品の価値、キャリアについて考えているかというところにも紐づくと思います。
会社員としてエンジニアをやっているとついついこの部分を忘れがちになることもあるかもしれません。
自分という商品で生きていくフリーランスだからこそこのあたりについてきちんと考え続けているのだろうと思います。

なお、パネルの質疑で「仕事の獲得のためには誠実に仕事して信頼を作るしかない」という発言に関して補足があります。彼とは一緒に仕事をしたことがありまして、実際に依頼者が求める仕事を圧倒的速度で期待どおり or 期待以上で応え続けていました。また、場合によっては依頼者が求める前に、必要なものに気づいて自発的に提案して実際に手を動かす事も多くありました。
そういった部分を知っているからこそ人1倍「うんうん、あなたはそうだよね」と頷いていました。

さいご、まとめに「個人の活動を透明化すること」と、イベント名を意識してきれいにまとめてくれて叔父さんホクホクです。

パネルディスカッション

パネルディスカッションについては、ないぱかさんの参加レポートと Togetter のツイートを見ると概ね伝わるかと思います。

懇親会

前回同様、懇親会開始時にパックマンルールを促しました。

qiita.com

私自身は一部の方と次回の企画をねっていた時間が多くて、そんなに周りを見渡せなかったのですが、みなさん良い交流ができていたらよいなと思います。
また、何名か直接私に挨拶にきていただきありがとうございます!

データでみるイベント結果

参加数

出席者 抽選 参加者 補欠者 キャンセル
申込合計 39人 終了 43人 0人 20人
求職者枠 23人 25人 0人 13人
採用担当枠 13人 15人 0人 7人
ブログ枠 2人 2人 0人 0人
Twitter実況枠 1人 1人 0人 0人

ここ最近は無断欠席 0 名でしたが今回は 4 名でした。参加数自体が多かったし、雨だった影響ですかね。

登録した人のうち実際に出席した人の割合は約6割。
ここ最近の中では出席率が低めですが、雨の影響ですかね。

参加アンケート

回答は 42/39名 でした。 100 %以上 !?
参加者数よりも回答がおおい・・・。
39 名には含めていないスポンサーLT枠か、当日スタッフ参加の方もアンケートに答えてくださったのかも。

  • 1 - 不満
  • 5 - 満足

です。

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次に掲載する参加アンケート推移にもありますが、転職透明化らぼのイベントのアンケートの平均スコアはほぼ同じ。
引き続き高い満足度を保てるようにしたいです。

参加アンケート推移

アンケート評価の平均と、回答率の推移です。

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まとめ

求職者の皆さんが個人としてのブランディングを強化したり、転職後にその企業での技術ブランディングに貢献するための良い情報になったのならよいなと思います。
採用担当の方にとっても、自社の技術ブランディングについて考えを深めるきっかけになるとよいですね。
個人の時代になっていく、という話もよくききますし、けっこう重要な回になったのではと思います。

第5回イベントも実施予定です。お題は検討中。開催予定は1月を予定しています。
次回もお楽しみに!

参加者のレポート記事

登壇関係者の記事

Togetter

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