フィードフォワードという手法をご存知でしょうか?
私は 世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法
という書籍で初めて知りました。
世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法
- 作者: ピョートル・フェリクス・グジバチ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2018/08/20
- メディア: 単行本
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Google 関連の書籍を複数出している ピョートル 氏の書籍です。
発見した文脈からして Google でも活用されているのかな、と少し検索してみましたが、それっぽい情報はみつからず。
そもそも Google に関する情報を Google で見つけるのって、難しくないですか?
さて。実際にまだ実生活でさほど試していないのですが、ある程度情報を得たので一旦まとめてアウトプットすることにします。
「さほど」といったのはたまに娘たちとのやりとりで誤りにフォーカスせず、未来にどうするかをフォーカスする質問を投げかける、ということをやりはじめたので少しだけ使っています。
フィードフォワードってなに?
フィードフォワードとは何かについて、フィードバックとの対比でまとめます。
ここでのフィードバックは「ネガティブ・フィードバック」です。
ネガティブ・フィードバックは耳に痛いですが、不足箇所を改善する手法として大切にされています。
しかし、いかに大切であると分かっていたとしても自身の誤りや欠点を突きつけられ続けるのは精神的に消耗します。
また、やりとりにちょっとした齟齬がでただけでも、人間関係にヒビを入れかねません。
【アンケート】建設的なネガティブ・フィードバックをもらったとき、どのように感じますか?
— てぃーびー-転職活動中 (@tbpgr) 2019年3月10日
そこで、マーシャル・ゴールドスミス氏はフィードフォワードを提唱しはじめました。
表にすると以下のようになります。
項目 | フィードバック | フィードフォワード |
---|---|---|
時間軸 | 過去 | 未来 |
焦点 | 失敗・不足の原因 | 解決策 |
対象の変化可能性 | 過去は変わらない | 未来は変えられる |
受け手の感情 | ネガティブ・つらい | ポジティブ・楽しい |
このように、もしこの受け売りどおりにフィードフォワードが機能するのであれば、今まで
「つらいかもしれないが、きっと役に立つから耳に痛いことをいうぞ。自分でどう解決するか考えなさい」
というような胃が痛くなるようなフィードバックや、さらにフィードバックが有益であることを逆手にとって、過剰に強い言葉で相手を責め立てて傷つけているにもかかわらず
「でもお前のためだからな」
で済ませるような方法が用いられていた場面で、未来にフォーカスした提案をベースにしたフィードフォワードで「楽しい!」と感じながら自身を改善していけたら嬉しいことだな、というのがこの手法への期待となり情報収集を継続している動機になっています。
情報源
Marshall Goldsmith 氏関連情報
秋元祐次郎氏によるマーシャル・ゴールドスミス氏の資料の翻訳版
関連書籍
- いつも結果を出す部下に育てるフィードフォワード | 久野和禎 |本 | 通販 | Amazon
- Amazon | Feedforward | Dr Marshall Goldsmith, Shane Clester, Corey Michael Blake | Management & Leadership
上記の二冊を購入して読んでみましたが、実践するにはちょっと情報不足に感じました。
関連Web情報
- Feedforward (management) - Wikipedia)
- Feedback and Feedfoward: Best of Both Worlds
- Why "Feedforward" Works Better Than Feedback
- Coaching Tip: Instead of Feedback, Try Feedforward | Paul Sohn
- Marshall Goldsmith's Six Questions for Effective Coaching | Paul Sohn
- Try FeedForward Instead of Feedback
- フィードフォワードとは?意味やフィードバックとの違い、活用方法とは? | BizHint(ビズヒント)- 事業の課題にヒントを届けるビジネスメディア
まとめ
個人的には、公開されている情報から「なんかよさそうなものなのでは・・・」と感じるものの、具体的な活用事例に関する日本語情報が不足していて、いまいち実際に活用する方法や有益性を把握できずにいます。
このときに試してみようと思ったのですが、時間切れでした。
おそらく、「フィードフォワード」という概念で把握している人は少数かと思いますが、もしかすると「私がやっているのはフィードフォワードだった」という人はいるかもしれません。
そんな体験談をこの記事をきっかけに引き出す事ができたら嬉しいなと思います。