Tbpgr Blog

Employee Experience Engineer tbpgr(てぃーびー) のブログ

運動会で学ぶ業務改善

今日は娘の小学校の運動会がありました。
小学3年生の娘が、4年生と合同でやる「とある競技」がありました。
その競技は、大きく分けて 3 つのプロセスに別れており、
その特性として運動神経はありまり関係ないような内容になっています。
私の見立てでは、この競技の肝は

  • いかに工夫をするか?
  • いかにチームワークを発揮するか?

になっていました。

4つのグループに別れてその競技が行われたのですが、娘が所属していたグループの圧勝でした。
そこで、運動会を終え帰宅したあとに娘からグループでどのように取り組んでいたのかを聞いてみました。

前提

運動会の練習期において、4つに分けられた各グループには「作戦会議」の時間が用意されていたそうです。
この作戦について、先生は介入していません。

勝利の要素

娘から聞いた話をもとに、勝利に影響を与えた要素を整理してみました

リーダーシップ

4年生が中心となり、3年生とともにアイデア出しとその実行・練習を行ったそうです。

信頼

4年生が中心となるものの、下級生がいやいや従うような形での協業にしないような配慮があったそうです。

伝わるコミュニケーション

イデア出しは4年生が中心となったそうですが、3年生にもわかるように説明していたようで、練習・実戦に向けて作戦が意図通りに実行されることとなったそうです。

発想

3つに別れた各プロセスをいかに短い時間で終えるか。
そこにつながる様々なアイデアが出されたようです。
その中には「かけ声を出してタイミングを合わせる」というように、シンプルですがチームワークを要するようなものもありました。
そして、これはシンプルですが非常に有効に働いているように見えました。

まとめ

おそらくは運動能力の合計としては大差なく振り分けられた4つのグループの成果に大きな差がでたという事実。
チームを作り、様々な能力を持った関係者の中でリーダーシップを発揮し、
ゴールに向けて作戦を練り、各プロセスをカイゼンし、一丸となって目標を達成する。
娘が所属したグループは、他のグループに比べてこの点で圧倒的に優れていたのでしょう。

あれ・・・、これ多くの会社組織でできていないことをさらっとやっているのでは?
小学生強い。
そんなことを思いました。

告知

Growthfaction で技術書典5(う17)に出展します